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「バリウム検査で食道がんや胃がんの位置を正確に特定するのはほぼ不可能ですし、むしろX線撮影による被曝のほうが心配です」という見解もあるようです。

『バリウム飲むのは日本だけ?アメリカでは絶対やらない手術・薬・検査』

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トップレベルの外科医は高い技術を持っていますが、一方で放射線治療や抗がん剤といった選択肢を患者に示すことが少なく、結果として術後の負担を大きくすることもあります」(都内大学病院教授)

日本の医師が「やりすぎ」だといわれる術式のひとつに、リンパ節郭清がある。がんの転移を防ぐために、腫瘍の周辺部にあるリンパ節を切除する方法だ。

「切除によってリンパ節浮腫を引きおこすケースがあり、患者への負担が大きい。米国ではまずリンパ節生検で転移がないか様子を見て、転移の危険性が非常に高ければ切除します。

一方、日本の外科医は一種の『腕試し』だと思って、リンパ節を必要以上に切ってしまうきらいがあります」

バリウム検査は胃がん検診で一般的に行われる方法だが、実はもはや日本でしか行われていない。ほとんど知られていないが、そもそもバリウム検査は日本で開発されたものなのだ。

「バリウム検査で食道がんや胃がんの位置を正確に特定するのはほぼ不可能ですし、むしろX線撮影による被曝のほうが心配です。米国ではほとんどCT検査で胃がんの診断をしていますが、CTのほうが身体への負担は明らかに少ない」

【現代ビジネス 配信】

バリウム検査が

日本でしか行われていないという記述には、いささか驚きました。

記事では被曝が心配という指摘がありましたが、バリウム検査での被曝量は15-20mSv(ミリシーベルト)程度で、一方CT検査の被曝量は、全身CT検査で10mSv程度といわれています。

長期的な影響だと、がんの発生確率が少しだけ上がるといわれる量が100mSvといわれていますので、被曝量についてはそんなに神経質になる必要はないようです。

CTの方が

がんの位置を正確に特定できるし、体の負担が少ないということですが、CT検査の費用は3割負担で6,000円程度ということもあり、やはり費用の問題ということになるようです。

最近では、何らかの体の異常に気づいて受診すると、CTやMRIによる検査が当たり前のようになっていますので、そろそろCTの生産台数も増え、値下げも可能になっているものと思われますので、この際バリウム検査からCT検査に切り替えた方が良いのかも知れませんね。

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