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「年賀状はとても励みになりますので、お気遣いなくお送りいただけましたら幸いです」と、先日受け取った喪中はがきに、こんな文言を見つけたそうです。


「年賀状はとても励みになりますので、お気遣いなくお送りいただけましたら幸いです」。先日受け取った喪中はがきに、こんな文言を見つけた。私の記憶が確かなら、受け取った人はその相手に年賀状を送らないような…。喪中の人に、年賀状を書いてよいのだろうか。近年の状況を取材した。

近親者が亡くなった際、追悼するために慶事を避けることを「喪に服する」といい、その期間を喪中という。新年を喜ぶあいさつを控えることを知らせるために喪中はがきを送り、受け取った人は、喪中の人におめでたい言葉を贈るのを避けるため、年賀状は出さないのが一般的だとされる。

はがきの印刷を手掛ける「グリーティングワークス」(大阪市西区)は2017年、喪中はがきの数ある文例に、年賀状を希望する旨の文章も加えて選べるようにした。

同社によると「毎年年賀状でその人の近況を知る」「年賀状のみのやり取りの人がいる」などが理由で、数年前から喪中の際に年賀状を受け取ってもいいのかと問い合わせが続いたという。担当者は「文化やマナーが変化する中、より使いやすい文章を提供したかった」と話す。

日本郵便が販売する喪中はがきの印刷パンフレットにも14年用から登場。カメラのキタムラを運営する「キタムラ」(横浜市)も、5~6年前から、「皆様からの年賀状は、いつも通りお待ちしています」などの例文を加えている。

葬儀や仏事の相談に応じる葬儀相談員の市川愛さん(45)=川崎市=は「喪中はがきは『自分が年賀状を出せない』という意思表示なので、その人が新年のあいさつを受けることは失礼に当たらない」と話す。

一方で、マナー教育機関「関西作法会」(西宮市)の田野直美会長(68)と、NPO法人日本サービスマナー協会大阪本部の講師生駒澤子さんに尋ねると、ともに「寒中見舞いを送るのがベスト」という。

田野さんは「相手が求めているのであれば、例外としておめでたい言葉を二重線で消して送ってみては」と提案する。生駒さんは「相手が求めているなら出してもいいだろうが、一筆は添えずに出すのがよい」と話している。

【神戸新聞NEXT 配信】

報道の文言の中に、

『喪中はがきは「自分が年賀状を出せない」という意思表示なので、その人が新年のあいさつを受けることは失礼に当たらない』というものが見られましたが、全くその通りだと思います。

色々としきたりに拘る人にとっては、ちょっとしたことでも不愉快に思えるかも知れませんが、一般的には「世間体を考えて喪中はがきを出してはいるが、本来は不要と考えている」という人も多いのではないでしょうか。

極端に言えば、「年賀状を出す人は亡くなった人を悼む気持ちがない」と決めつけのは、はなはだ乱暴だとさえ言えるような気がします。

身内に亡くなった人が居ても、

それと、年賀状を出して近況を知らせたり、新年を祝ったり、本年も良い年であれと祈ることとは全く別のことだと思います。

仮に喪中のはがきも出さず、年賀状を受け取ったとしても、そんなに不愉快な気持ちにはならないのではないでしょうか。

その意味では、いわゆる世間体というものの威力は大きく、「人は勝手に想像を巡らし、決めつけたりする生き物」だと言うことを、如実に証明していると言っても過言ではないと思います。

いわゆる

世の風習に盲目的に従うことから、本来はどうあるべきかという「原点回帰」への視点を持たない限り、世の中は変わっていかないものと思われますが、次第に色々な声がでてきて、あるべき姿に変わっていく兆しを、今回の報道から感じることができました。

「亡くなった人への哀悼の気持ちと年賀状のやり取りは別」という世の中に、次第に変わっていくような気がしますが、いかがでしょうか。

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