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民進党の枝野幸男代表代行は2日に東京都内で記者会見し、新党「立憲民主党」を結成すると表明したそうです。

『衆院選 新党は「立憲民主党」 枝野氏「だれも排除せず」』

https://mainichi.jp/articles/20171003/k00/00m/010/002000c
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民進党の枝野幸男代表代行は2日に東京都内で記者会見し、新党「立憲民主党」を結成すると表明した。希望の党は民進党前職ら数十人を「排除」する方針で、その受け皿とする。枝野氏は「希望の党の理念や政策は、私たちの目指す方向と異なる」と述べ、いったん希望側に傾いた前職らの参加は「どなたであれ排除せず、ともに戦いたい」と語った。会見後、菅直人元首相や長妻昭元厚生労働相らが参加を表明した。

党首は「私が前提」と表明。民進党系の希望候補や無所属候補の選挙区での競合は避ける。共産党との連携は「市民と協力する中でやれることは最大限する」と述べ、安全保障法制反対の市民団体を介した調整を目指すとした。

政策では消費増税の当面の先送り、「原発ゼロ」や「未来志向の憲法」を目指すと表明した。

【毎日新聞 配信】

この新党結成は

リベラル派の受け皿を作るという意味では、心情的に理解できますが、いかんせん後戻りの感を否めません。

希望の党における協定書案では『当初、安全保障関連法に対する「容認」を要求していたが、民進党出身者が受け入れやすくするため、「適切に運用」にとどめた』とされています。

またその他にも『憲法改正への支持、2019年10月の消費税率の10%への引き上げの凍結、外国人に対する地方参政権の付与反対、政党支部で企業団体献金を受け取らないこと、党への資金提供なども盛り込んだ』とのことです。

安全保障法制については、

国民の多くは反対ではなく、適切な運用を求めていると思います。

つまり、中心となる集団的自衛権については、米軍が攻撃を受けた時には、「どこにでもでかけて、共に戦うべき」とまでは思わないが、「北朝鮮からの攻撃には、共に戦う姿勢を保って抑止力にしたい」とは思っているのではないでしょうか。

憲法改正についても、「軍隊を持ち必要に応じて軍事力を行使する」ということまでは望まないが、「少なくとも自衛隊は防衛のための軍隊である」ということを規定することは望んでいると思います。

リベラル派の主張は、

「一つ認めれば、どんどん拡大解釈により、なし崩し的に多くを認めることになる」ということを恐れて、一切反対しているとの印象を受けます。

しかし多くの国民にはそれが一つの非現実的政策と受取られ、結果、そんな党に日本を任せられない、という思いを強くしているのではないでしょうか。

これまでの歴史を見れば、

リベラル派の懸念も理解できるところではありますが、やはり手を打つべきところでは手を打つべきで、拡大解釈になるという点で心配があるとしても、それをさせない気概を持つべきではないでしょうか。

変革を目指すリベラル派は、多くの点で良い政策を生み出しうる人達だと思いますが、いかんせん、あまりにも潔癖過ぎるきらいがあると思います。

理想を求めるが故に、現実的な対応が疎かになるという傾向が強く、その意味では決して政権を担う党にはなれず、結果として支持した国民を失望させ続けることになるのではないでしょうか。

今の安倍政権は、

誰が見ても権力を私物化しているように見えますし、さまざまなしがらみにより、改革すべきことが何十年も放置されているようにも見えます。

そんな政権を放置するのではなく、交代させることこそが、多くの国民の声だと思います。

希望の党による大阪での維新の党との連携は、大阪の民進党への逆風となり、ある意味では冷たい仕打ちのようにも思われますが、これも反安倍政権への布石と考えれば、理解できるような気がします。

連合が希望の党に対して、

組織としての応援をしないような報道も見られますが、これもしがらみを断つという観点から見れば、むしろ良い結果だと思います。

「リベラル派よ、もっと現実的になれ!」、そんな多くの国民の声が聞こえてくるような気がしますが、果たして閲覧者の皆さんは、このたびの政変をどのように受取り、またどのような思いを抱かれたでしょうか。

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