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『大阪府の吉村洋文知事は13日、新型コロナウイルスの新規感染者が1000人超となることを明らかにした。』そうです。


 

大阪府の吉村洋文知事は13日、新型コロナウイルスの新規感染者が1000人超となることを明らかにした。これまでの最多は10日の918人で、初めて1000人を上回る。大阪市では5日から緊急事態宣言に準じた措置を取れる「まん延防止等重点措置」が適用された。吉村氏は、適用から2週間後の19日ごろの感染動向を見極め、政府に宣言発令を要請するか判断する方針を示している。

吉村氏は13日、府庁内で記者団に「感染状況は厳しい。不要不急の外出自粛の徹底をお願いしたい」と述べた。府は大阪市内の飲食店に午後8時までの営業時間の短縮要請などをしている。吉村氏は緊急事態宣言が発令された場合、飲食店への休業要請など強い措置が必要になるとの考えだ。

府内では感染拡大に歯止めがかかっておらず、重症者向けの病床も逼迫している。府内の新型コロナの重症者は12日時点で218人。確保病床(224床)に対する使用率は9割を超えている。府は中等症用病床を重症者向けに転用する取り組みを進めているほか、一部の病院に対し、一般診療を制限してコロナ患者を優先して受け入れるよう緊急要請した。

【日本経済新聞 配信】

大阪府で

一日に1000人を超える感染者がでていることには、そのような事態がくるのではという想像はありましたが、やはり実際にそうなってみると強い驚きの気持を実感せざるを得ません。

結局今回の新形コロナの感染は「飛沫感染」によるものという認識で一致していると思われますが、そのためには「外出」自体を抑制するのではなく、文字通り「飛沫感染」を抑制するという明確な指針を掲げるべきだったと思います。

そして

一番の感染場所として考えられるのは「飲食の場」であり、そこでの感染を如何にして止めるかということが課題になるものと思われます。

その場合、「営業時間を短縮する」というのはあくまでも緩い規制に過ぎず、また「マスク会食ならいい」というのも同様に少しでも感染を減らすならという意味の対策でしかありません。

では

本来の対策はどうあるべきかと言えば、「一人客に限る」ぐらいの規制の方が効果的なはずです。

つまり要するにマスクを外して飲食するので、飛沫を拡散しないためには「話をしない」ことが大事で、その意味では「一人客」なら自然とそうなるし、実際にはそう考えている人も少なくないものと思われます。

飲食店としても

それなら一定程度の安心感が得られ、また営業時間も短縮する必要がないので持続可能な対応策という気がします。

実際に「一人でなら利用したいが、側に数人のグループ客がいて話をしながら飲食していると敬遠するしかない」という人もたくさんいるのではないでしょうか。

日毎に

感染者が増えてくると高齢者施設に暮らす年配者への行動規制もどんどんエスカレートし、「不要不急の外出はしないで」という建前にもかかわらず、生活のための食料品の買い出しや通院のための外出さえもが何らかの規制の対象になるような事態にも発展しかねません。

的外れな対策は往々にして陳腐な規制を生み出しかねませんので、きちんと的を絞った意味のある対策を心がけることが今こそ大事になってきているものと思われます。

日本における

ワクチンの摂取状況を見ても、医療制度の脆弱性を見ても、どこか近視眼的というか、戦略性に乏しいというか、要するに先を見据えた施策のなさという印象が拭えません。

ある意味、欧米に比べて感染者が相対的に少ないことが対策の甘さを引き起こしていると言うこともできますが、「田村憲久厚生労働相は7日の民放番組で、国内初承認の米ファイザー製に続く別メーカーの新型コロナウイルスワクチンを、早ければ5月にも承認する可能性がある」ということで、ワクチンの承認にしても「緊急事態時」ということを考えれば、欧米の状況に追随して「即座の(特別な)承認」という選択肢があって然るべきだと思います。

適切な

戦略性と機敏な柔軟性、そして的を射た施策、これらがなければ日々の状況に振り回され、混乱に拍車をかける結果になります。

日本という国の舵を操るのは政治家の皆さんだと思いますが、感染症に振り回されずに抑制という軌道に乗せるための資質が、今こそ問われているということもできるのではないでしょうか。

 

 

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