ロシアでプーチン大統領の4期目の就任式を前にした5日、野党指導者のナバリヌイ氏が呼びかけた抗議集会が全国各地で開かれ、大勢の参加者が警察に拘束されたそうです。 |
『プーチン氏への抗議集会で多数拘束 主導の野党指導者も』
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プーチン氏への抗議集会で多数拘束 主導の野党指導者も
ロシアでプーチン大統領の4期目の就任式を前にした5日、野党指導者のナバリヌイ氏が呼びかけた抗議集会が全国各地で開かれ、大勢の参加者が警察に拘束された。モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクでは当局が集会に許可を出さなかったが、数千人が参加。「彼(プーチン氏)は我々の皇帝ではない」などとスローガンを連呼した。
ロイター通信によると、人権団体の一つは、拘束された参加者の数を全国で千人以上としている。ナバリヌイ氏はモスクワ中心部の集会会場に姿を見せたが、間もなく拘束された。支持者が撮影した映像によると、ヘルメットやこん棒で身を固めた機動隊員らがナバリヌイ氏の手や足を数人がかりで押さえ込み、連れ去った。
プーチン政権の腐敗や言論弾圧を批判するナバリヌイ氏は昨年12月に大統領選に立候補を申請したが、中央選挙管理委員会に拒否された。今年3月に行われた大統領選ではプーチン氏が過去最高の得票率76・69%で当選。ナバリヌイ氏は今月7日にクレムリンで行われる就任式を前に、全国の支持者に5日の抗議行動に集まるよう呼びかけていた。
プーチン政権はインターネット規制も強めており、4月には開発者が連邦保安局への暗号解読キーの提供を拒んだことを理由に人気のSNS「テレグラム」が遮断された。5日の集会には、この遮断に抗議する人々も大勢参加したとみられる。
【ハフィントンポスト(HUFFPOST) 配信】
プーチン氏の
4期目の任期は2024年までの6年と言われています。
ナバリヌイ氏の大統領立候補を妨害し、抗議集会を許可せず、それでも集会に姿を現したナバリヌイ氏をすぐに拘束するなど、ロシア当局の振る舞いはとても民主主義国としての体を成していないようです。
つまりロシアには複数の政党があり選挙も行われていますが、その実態は独裁国家(非民主主義国)と言っても過言ではありません。
世界の
平和的共存にとって一番の害は独裁国家の存在です。
それも規模が大きい国家ほど危険と言わざるを得ません。
大きな独裁国家としてはこのロシアと中国がありますが、共に大きな軍事力を保持し、共に自国の影響力を拡大する野望に燃えています。
幸い
米英仏独など強大な民主主義先進国が存在するので、直接的な混乱は少なく抑えられていますが、今後もその脅威は存在し続けるものと思われます。
何故このような独裁国家が存在するのかというと、それは力で国民を押さえ付けることが可能な仕組みが作られているからであり、それを打破するにはより大きな力が必要なため、民主主義国への転換はなかなか容易なことではないと思われます。
独裁国家には
必ず独裁者が存在し、その人物の鶴の一声で国家権力が行使されるところにその脅威が存在します。
一般に民主主義国では、軍事力の強化も他の予算との兼ね合いで極端に増やせないものですが、独裁国家では国民の意見など聞く必要がないので、驚異的な増大も可能です。
従って
これに対抗するには各民主主義国による力の統合が不可欠で、小国も含めた多くの国々の力を統合する最適な方法は、やはり新国際連合の設立ではないでしょうか。
現在拒否権を持つ独裁国家であるロシアと中国を排除し、真の国際力を行使できる仕組みに改変することが一番有効な方法だと思います。
仮に
この二国だけが国際社会から隔離されれば、国家としての存在も弱まり、結果的に民主主義国へと転換せざるを得なくなるものと思われます。
世界中には小さな独裁国家も複数存在しています。これらを民主化するためにも圧倒的な新国連の力を活用すべきだと思いますが、いかがでしょうか。