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加齢によって白血球の一種になる能力を失った血液のもとになる細胞を、若いマウスに移植すると、その能力を取り戻したとする研究成果を、東京大と米スタンフォード大の共同研究チームが発表したそうです。

『老いた細胞、若いマウス移植後「若返り」 東大など研究』

⇒朝日新聞デジタルの記事へ 
 
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加齢によって白血球の一種になる能力を失った血液のもとになる細胞を、若いマウスに移植すると、その能力を取り戻したとする研究成果を、東京大と米スタンフォード大の共同研究チームが発表した。チームは、仕組みを解明できれば、血液細胞を若返らせ、免疫機能の回復につながる可能性があるとしている。今月、米科学誌セル・ステムセルに掲載された。

血液中の赤血球や白血球などは骨髄にある造血幹細胞から作られる。加齢により、白血球の一部で免疫をつかさどるリンパ球をつくる能力は落ちることが知られてきた。

1回目でなく2回目の移植で能力を持った理由は解明されておらず、今後の課題という。研究チームの一員、スタンフォード大の山本玲研究員は「リンパ球になる能力が回復したことは細胞の『若返り』を示唆している。加齢メカニズムの解明につながる」としている。

【朝日新聞デジタル 配信】

高齢マウスの

骨髄から造血幹細胞を採り、それを「血液を作れなくした」若いマウスに移植した結果リンパ球が作れなかったが、更にその若いマウスの造血幹細胞を含む骨髄を、別の「血液を作れなくした」若いマウスに移植した結果リンパ球が作れるようになったとのことです。

そこには血液細胞若返りのヒントが隠れているものと思われますが、一度目の若いマウスではリンパ球が作られなかったものの、何らかの変化が起こり、その造血幹細胞によって二度目の若いマウスでリンパ球が作られたと考えれば、一度目のマウスによる変化こそが重要な鍵を握っているのかも知れません。

研究成果は

東京大と米スタンフォード大の共同研究チームによって発表されたようですが、このような共同研究という形で発表されることは素晴らしいことだと思います。

とかく自分達の成果だと強調したいのが正直な気持だと思いますが、このように共同で研究し発表するということは、情報の共有を深め、互いに刺激しあって、より広範囲で深い成果につながり易いのかも知れません。

インターネット社会におけるデータ共有というメリットを活かして、これからもより有意義な研究成果が得られることを期待したいと思います。

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