グッドスキームはより良い生き方を提案します。

明治大や京都府立大などのチームは、人への移植用のブタを作製したとして、10日に大阪府吹田市で開かれる日本異種移植研究会で発表するそうです。

『人への臓器移植用ブタ作製、来年初めにも供給』

⇒YOMIURI ONLINEの記事へ 
 
※こちらの記事は削除されました。

明治大や京都府立大などのチームは、人への移植用のブタを作製したとして、10日に大阪府吹田市で開かれる日本異種移植研究会で発表する。

動物の臓器や細胞を人に移植する「異種移植」に関する国の指針に基づき、移植用動物を作ったのは初めてといい、来年初めには民間企業と共同でブタの供給を始める方針。

異種移植は臓器不足を解消する手段として、ニュージーランドやロシアなどで臓器の機能が人に近いブタから人への移植が200例以上行われている。国内での実施例はない。

厚生労働省は2016年、移植用動物の作製法などを定めた指針を改定。ブタは隔離した清潔な環境で育て、約40種類のウイルスの検査を行い、人への感染を防ぐなど安全性を確保するよう求めている。

【YOMIURI ONLINE 配信】

動物の

臓器や細胞を人に移植することを「異種移植」と呼ぶそうです。

そして日本ではまだ実施例がないそうですが、ニュージーランドやロシアなどでは、ブタから人への移植が200例以上行われているとのことです。

日本の臓器移植法が

成立、施行されたのは1997年で、2009年7月17日にいくつかの要件を加える法律改正が行われ、翌年7月17日に施行されています。

新たに加わった要件は、「親族に優先的に提供できる」、「脳死下で本人の意思がわからなくても、家族が承諾すれば臓器提供できる」、「15歳未満も臓器提供ができる」というもので、臓器提供をしやすくする方向での改正が行われたようです。

法改正を受け、

年間数例にとどまっていた脳死下の移植は30~50件になりましたが、日本臓器移植ネットワークによると、国内の臓器提供者の数は、改正法施行から2014年末までの約4年半で215件だったそうです。

その前は11年間で86件だったため、増えてはいるものの、18歳未満は改正法施行後で9例、6歳未満でみると2015年1月に3例目が出たばかりということで、日本における臓器移植はまだまだ特殊な事例の域を出ていないようです。

いわゆる脳死が

人の死とされていますが、たとえそうであっても、呼吸し拍動している姿を見ると、なかなか死んでいるとは思えないのが普通人の感覚だと思います。

結局「頭では理解できても感情面でのためらいがある」ということが多くの人の本音だと思いますが、この傾向を変えるには、やはり脳死についての理解をもっと深める以外には方法がなく、それによってのみ感情面でのためらいも消え、結果的に死を受け入れられるのだと思います。

それまでは

動物(ブタ)の臓器を用いることが盛んになるものと思われますが、動物とて同じ生き物という気持も少なからずあり、できることなら最終的には「iPS細胞を用いた臓器再生が可能になり、その移植で患者が救われることが当たり前になる」、そんな日のくることを大いに期待したいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です