2011年度、国会議員が海外視察するために計上された公費は、両院合わせて、5億5000万円超だったそうです。 |
『ふざけるな!国会議員の海外視察(公費)徹底調査』
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※以下の記事は「2011.11.18」に書かれたものです。※
ふざけるな!国会議員の海外視察(公費)
徹底調査
わずか3ヵ月で延べ90人がゾロゾロと
税金投入額は年に5億5000万円超!
自民党の前衆議院議員で、議員時代に「税金の無駄遣いを一円たりとも許さない若手の会」のメンバーだった弁護士の牧原秀樹氏が憤る。
「国会議員が海外へ出張する場合、個人や議員連盟などで、自費を使って行くのは自由でしょう。しかし政府の一員として多額の公費で海外に行く場合は、問題があります。税金の無駄遣いと言われても仕方がない。大臣や副大臣クラスの議員が行く際には、多いと80人もの専門スタッフが同行するのです。
今年度、国会議員が海外視察するために計上されている公費は、衆議院が約4億4100万円。参議院が約1億1200万円。両院合わせて、実に5億5000万円超の税金が投入されているのである。
【講談社 配信】
この7月には、
あるテレビ局において、「香川県議員の海外視察に勝手についていく」という放送があり、そこでは海外視察とは名ばかりで、計9日間で公務はわずか4時間という視察旅行の実体が明らかにされています。
その旅行には、総勢6名で総額990万円以上の予算が使われたそうです。
以前からこの視察旅行というものについては、いささか疑問を感じていましたが、この放送を見て、「やはりその程度のものだったか」という、空しさと怒りの感情がこみ上げてきました。
多くの国民が
その所得や消費を通して税金を納め、買いたいものも我慢しているにも関わらず、そうやって集めた税金が、このように遊興費に消えている実体を見るにつけ、「一体この国はどうなっているのか」という言葉が、自然と口をついて出てきました。
財政が逼迫しているとか、福祉にこれ以上お金を使えないとか、様々な情報がマスメディアを通して発信されていますが、一方でこのような全くの無駄遣いが、おそらくは全国で繰り広げられていることを思うと、何を信じれば良いのか分からなくなってきます。
今この国には
「公正さ」が著しく欠如していると思います。
正しくないことが慣習という名の元に常態化し、しかも全国規模で、毎年繰り返されているにも関わらず、何のお咎めもないという実体を前にして、より一層その思いを強くしました。
政治においても「忖度、書類廃棄、記憶にない・・・」と、正に不公正のオンパレードです。
この国の政治は本当に大丈夫なのでしょうか。