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がんの有無をかぎ分ける「がん探知犬」という犬がいることをご存知でしょうか。

『がん探知犬全国初導入 尿かぎ分け判定』

山形県金山町は、人の尿のにおいで、がんの有無をかぎ分ける「がん探知犬」による検査を来月にも始める。町の健康診断の受診者のうち同意した人を対象とし、日本医科大千葉北総病院(千葉県印西市)が分析を担う。健康診断に併せ、がん探知犬を利用するのは全国の市町村で初。効果が確認されれば、受診者に負担を掛けずに早期発見できる検査方法として、実用化が期待されるという。

町などによると、検体となる尿は町立金山診療所が採取し、冷凍して千葉北総病院に送る。探知犬は試験管に入った検体の尿をかぎ分け、がんに罹患(りかん)していると判断したときは、振り返って担当者に伝える。

病院側は探知犬による検査に加え、尿に含まれるにおい物質などを特殊な機器で精密に分析し、がんの有無を判定。約3カ月後に陽性か陰性かの結果を知らせる。

同病院は宮下正夫教授(外科学)を中心に2010年から、がん特有のにおい物質や探知犬の可能性について研究を進めてきた。(略) 宮下教授は「これまでの検査で、探知犬は早期のがんもほぼ100パーセントかぎ分けている」と説明。「最初の検査は尿を提出するだけでよく、体への負担がない。陽性の場合も他の検査データから、がんの種類の絞り込みが可能になる」と利点を挙げる。

【河北新報 配信(ヤフーニュース)】

犬は

臭いの種類によって差があるものの、刺激臭だと人の1億倍の嗅覚を持っており、またオスは発情期のメスのニオイを8kmほど離れた場所でも感知するといわれています。

がんになると尿にがん特有の臭い物質が含まれるそうで、それを人の1億倍の嗅覚を持つ犬がかぎ分けるということですが、報道されているように、早期のがんもほぼ100%かぎ分けるとすれば、大変すばらしいことだと思います。

臭いの成分を分析して、

病気特有の臭いのパターン化が進めば、やがては機械による判定も可能になり、その結果、事前に察知する可能性が格段に高まるものと思われます。

そうなれば、いわゆる「手遅れ」になる危険性が大幅に低下し、私達の生活もより快適になり、それだけ人生を全うできる可能性が高まることになります。

いろいろな分野での地道な研究成果が、次第に花開いて、すばらしい結果をもたらしてくれることを、改めて知らされた思いです。

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