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米防衛専門紙では、米空母は15日時点で「韓国から約5600キロも離れている」との、指摘があるようです。

『米空母、まだインドネシア付近? =朝鮮半島から5600キロ』

【ワシントン時事】米海軍は、原子力空母カール・ビンソンがインドネシア近海を航行中とする15日付の写真を公開した。

同空母は挑発を繰り返す北朝鮮をけん制するため、朝鮮半島近海に派遣されたとみられていた。

公開された写真について、海軍はカール・ビンソンがスマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡を通過中と説明。米防衛専門紙ディフェンス・ニューズ(電子版)は17日、同空母が15日時点で「韓国から約5600キロも離れている」と指摘した。海軍は同じ15日付で、同空母が「インド洋を航行中」とする写真も公開している。
【時事通信 配信】

北朝鮮はどこへ行こうとしているのでしょうか。

経済的には疲弊し、

国民の多くは貧困に苦しんでいるとも、伝えられていますが、情報統制が厳しく、真実の姿は、なかなか見せてもらえないようです。

北朝鮮という国については、『いわゆる「金王朝(金一家の支配下にある国)」で、その安泰を最優先事項として、内政や外交が行われている国』というものが、日本人の抱いている一般的な国家観だと思います。

核装備も、ミサイル装備も、

「金王朝」維持には不可欠で、逆に言えば、それがなければ崩壊の危険がある、ということからの選択だったと思います。

しかし隣国で、しかも孤立した(?)国が、核やミサイルを持つということは、日本にとっては大変な脅威で、その威力が次第に大きなものへと変化することを考えると、到底容認できない問題となっています。

米国にとっても、距離的な違いこそあれ、同じ脅威を感じているはずで、その意味では、放置できない段階にきていることは、間違いないと思います。

国連安全保障理事会では、

包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効と、核実験の自制を各国に求める決議を賛成多数で採択したということもあり、「核実験」の阻止という大義名分の元に、「核施設」の破壊という選択肢が浮上し、その可能性が高まっているともいえます。

軍事的シナリオでいえば、「核実験」実施、「核施設」破壊、報復としての米軍基地への攻撃、それに対する反撃、ということが想定されますが、そのための事前の調査は、これまでの長い間に実施済で、ある程度の計算ができているものと思われます。

「核実験やミサイル発射実験」を

放置することで、反撃力が次第に威力を増すことを思えば、また現在、圧倒的な軍事力の違いがあることを思えば、一定段階で強制的に止めさせることが、被害を最小限にできるという考え方には現実性があります。

この軍事的オプションは直接的な行為といえますが、これ以外に、できることはないのでしょうか。

たとえば

北朝鮮と中国との国境の解放はどうでしょうか。かってドイツで壁がこわされ、東ドイツの多くの国民が、西ドイツに渡ったことがありました。

国境の中国側に、国連監視の広大な難民キャンプを設置し、北朝鮮の国民が移動できる便宜を図るだけで、多くの国民が北朝鮮を抜け出し、それによって内部崩壊が起こると思われます。

仮に、北朝鮮の一般国民が疲弊した生活を続けているとすれば、より一層大きな効果が期待できます。

これはある意味では、軍事オプション以上に、決定的な結末をもたらすことになるかも知れません。平和的な手法という意味でも、考察に値する価値は、十分にあるのではないでしょうか。

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