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『新型コロナウイルスの世界的大流行は、生きた哺乳類が売られていた中国・武漢の「華南海鮮卸売市場」が起源で、2019年11月中旬以降に動物から人間へのウイルスの感染が複数回起きていたとする研究結果を、米国の2チームが26日、それぞれ米科学誌サイエンス電子版に発表した。』そうです。


 

新型コロナウイルスの世界的大流行は、生きた哺乳類が売られていた中国・武漢の「華南海鮮卸売市場」が起源で、2019年11月中旬以降に動物から人間へのウイルスの感染が複数回起きていたとする研究結果を、米国の2チームが26日、それぞれ米科学誌サイエンス電子版に発表した。

新型コロナ流行の起源を巡っては、武漢にある研究所からウイルスが流出したとの説が欧米など一部で根強い。中国当局は流出説に激しく反発する一方、市場が起源との見方にも否定的だった。チームは26日のオンライン会見で、今回の結果は市場起源説を強く裏付けるものだと説明した。

アリゾナ大などの研究では、中国の衛生当局や世界保健機関(WHO)の調査も利用しながら、流行最初期の19年12月に感染が確認された人々の位置情報を特定。市場に出入りするなど市場とのつながりがあった人を除くと、大半が市場の近くに住んでいた。また動物用のかごなどからウイルスが見つかった市場内の一角で、タヌキなどウイルスの保有が疑われる動物が売られていた。

【産経新聞 配信】

新型コロナウイルスが

最初に中国・武漢で広がっていたことは周知の事実であり、ただその起源が卸売市場かあるいは研究所かという点では諸説あったように記憶しています。

今回は卸売市場が起源だったという発表が行われましたが、以前には武漢での調査を命じられた博士が『アメリカに亡命して、ウイルスが中国・武漢の研究所で人為的に作られたと告発した』という報道もあります。

その報道の

一部を以下に掲載します。

『ウイルス学の世界的な研究機関である香港大学公共衛生学院でウイルス研究に従事していたイェン博士は、武漢で感染が広がっていたコロナウイルスの調査を命じられた。2週間余りの初動調査で明らかになったのは人から人へ感染し、アウトブレイク(感染拡大)が確実になっている状況だった。』

『香港大学はアジア地域の感染症の状況について、WHOに報告すべき責務がある。ところがウイルス学の権威ある研究者であるイェン博士の上司たちは、一様に「この件から手を引くように」「あまり深入りすると消されるぞ」と、イェン博士に通告してきたのだった。』

仮に

卸売市場から広がったのなら(研究所から広がったのではなかったのなら)その旨を発表し、WHOの専門家も交えて詳しく調べることにより何らかの早急な対応策を講じることができたかも知れません。

恐らく中国政府は当時の感染状況に関する詳しい情報を収集していたと思われますので、感染が世界中に拡散する前に様々な対応方法が提案され、もっと早くに有効な手立てが講じられた可能性は高いものと思われます。

当初は

あまり大きな問題ではないと考えられたのかも知れませんが中国政府による対応は極めて無責任だったと思います。

中国政府は何故か感染状況に関するデータやウイルスに関するデータなどの公表には後ろ向きで、その意味では世界的なウイルスへの対応には極めて非協力的姿勢をとり続けていると言っても過言ではないと思います。

中国は

共産党の一党独裁国家であり国民全体に情報を公開する必要がないこともあり、その意味では情報の隠蔽あるいは統制がし易かったということもあったと思われますが、それ故に結果的に大きな過ちを犯すことになったと言うこともできるのではないでしょうか。

詳しく調査しようにも非協力的であれば個々のデータに基づいて推測する以外に方法がなく、起源の解明という今後のウイルス感染予防のための極めて重要な考察もその精度を上げることができないことになります。

独裁国家には

「国民に知らせ対応を図る」という国民との調整義務がないので、ロシアのウクライナ侵攻という行為を見てもそうですが、情報を隠蔽したり改ざんしたりということが平気で行われる体質を内包していると言っても過言ではなく、まさにその事自体が世界的な調和という観点からは極めて好ましくない状況にあるものと思われます。

やはり全世界の国々が全て「国民の信託を受けて運営される」ことが世界的な調和にとって重要であり、その意味では民主主義国家へと変わることの大切さが今ほど痛感されることはないのではないでしょうか。

 

参考情報:

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