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『侵攻を決めたのは、プーチン氏ら旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元同僚とする見方が有力。外部を遮断した「密室決定」が要注意だ。』という記事が掲載されました。


 

ロシアのプーチン大統領が2月24日、軍部隊にウクライナ侵攻を命じ、首都キエフやハリコフで激しい包囲戦に入った。ウクライナ軍の抵抗や国際社会の制裁があっても、ひるむ気配はなく、凄惨(せいさん)な市街戦となってきた。

プーチン大統領は核兵器運用部隊に高い警戒態勢への移行を命じており、緊張が高まっている。米国では、狂信的なプーチン氏の精神状態を疑問視する見方も出てきた。

侵攻を決めたのは、プーチン氏ら旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元同僚とする見方が有力。外部を遮断した「密室決定」が要注意だ。

プーチン氏は「別人」

マクロン仏大統領は2月7日、クレムリンで5時間以上プーチン氏と会談した後、「彼は3年前とは別人になってしまった。頑固で、孤立している」と側近に漏らした。マクロン氏は2019年に相互訪問するなど親交を深めたが、その後新型コロナ禍で会っていなかった。

プーチン氏の「異変」については、トランプ米政権で国家安全保障会議(NSC)欧州ロシア上級部長を務めたフィオナ・ヒル氏が、「プーチンはこの2年間、コロナ禍で隔離生活を行い、ほとんど誰とも会っていない。感情的になり、極度に緊張している。病気だという噂もある」と指摘。マクフォール元駐ロシア大使も、20年に及ぶ権力集中や隔離生活が「精神状態に不安定さを増している」と述べた。

一連の演説を見ると、早口になり、目が据わっている印象だ。一般市民への容赦ない攻撃、頻繁な核のどう喝は、従来のプーチン氏からすれば異変を感じさせる。

「プーチン氏は何かがおかしい」(ルピオ米上院議員=共和党)とすれば、核のボタンを握る最高司令官だけに、不気味だ。

【時事ドットコムニュース 配信】

どのような

背景のもとで「ウクライナ侵攻」を決断したのかということにつきましては「大変興味深い視点の一つ」と思っている人も少なくないものと思われますが、仮にそれが記事にある通り「密室決定」だとしたらそれは大変危険な兆候と言えるような気がします。

つまり「密室決定」ということは国民の多くの支持を得ていないということになりますので、今後全てのことが同様に密室により決定されていくことを意味すると思われるからです。

とかく

独裁者と言われる人には「国民のため」という視点よりも「自らのため」あるいは「自らの仲間のため」という視点が大きなウエイトを占めており、その価値判断から導き出される施策は往々にして「国民のために何をするか」ではなく「国民を利用して何ができるか」ということで選択されることが多いような気がします。

日本も太平洋戦争時代は軍部独裁政治の時代であり、その時は「軍部とその関係者のため」という視点で様々な決定が下されていったものと推測できますが、そのような時代においてはなかなか「それが国民のための決定なのか」という視点で問題を提起したり、さらにそれによって政権を変えるということなどは「決して容易にできるものではない」ということは十分承知しておりますので、現在のロシアにおける国民の皆さんの気持ちも十分に理解できるつもりでおります。

日本の場合は

「敗戦によるアメリカ軍の統治」ということで民主主義的な政治へと舵をきることができたと思いますが、ロシアの場合も何らかの劇的な「権力者の否定(=権力の弱体化)」がなければなかなか難しいことだと思われます。

今回の「ウクライナ侵攻」についても十分な報道が行われてはいないようなので真実を知らずに暮らしている人も多いものと思われますが、本来、政治というものは「果たしてそれは国民のために考えられて行われているのか」という視点により評価されるべきものだと思いますので、ぜひロシアの国民の皆さんも「それが自分たち国民のための施策なのか」という目で政治を振り返っていただきたいと思います。

そうすれば

国(権力者)の行っていることの良否が次第に見えてくるものと思われます。

結局そういう国民の目が国(権力者)の動向に大きな影響を与えていくことにつながると思いますが、いかがでしょうか。

 

参考情報:

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