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『東京五輪・パラリンピック組織委員会は18日、理事会などを開き、女性蔑視発言で会長を辞任した森喜朗氏(83)の後任に橋本聖子氏(56)を選出した。』とのことです。


 

東京五輪・パラリンピック組織委員会は18日、理事会などを開き、女性蔑視発言で会長を辞任した森喜朗氏(83)の後任に橋本聖子氏(56)を選出した。新型コロナウイルス対策など難題が山積する5カ月後の五輪に向け、夏季、冬季合わせて五輪に7度出場し、スポーツと政治の経験豊富な女性リーダーに重責が託される。

組織委が設置した「候補者検討委員会」(委員長・御手洗冨士夫名誉会長)で、国際的知名度や組織運営能力など5項目の観点から選考し、就任を要請。橋本氏の受諾を受け、18日の組織委理事会、評議員会で就任が決まった。

【 KYODO(共同通信) 配信】

まず

連日テレビで報道されていました森会長の女性蔑視発言について振り返ってみたいと思います。

ある報道では『2月3日に開かれた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、森会長はまず「女性理事を4割というのは文科省がうるさく言うんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」と発言。<略>「女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね」』などと、その時の発言について詳しく伝えています。

ここで挙げた

発言からはそれほど極端な「女性蔑視感」はないように思えますが、ただ発言時間について言えば性別でその傾向を語るにはあまりにも乱暴な話で、これは単に人それぞれの傾向の話だと思います。

丁寧に説明しょうと思えば長くなるし、結論だけ言おうと思えば短くなるということに尽きるのではないでしょうか。

競争意識と

指摘している部分も、他に補足すべきことを伝えておこうと思う人はその人も話そうということになりますし、主要なことのみで良いと思う人は発言を控えようということになりますので、これもまた人それぞれのいわば価値観のようなものの違いによるものと思われます。

森会長が責められるとすれば女性蔑視というよりは自らの価値観の押しつけという側面のような気がします。

では

なぜこのような価値観を抱くようになったかということですが、推測するに「議論を長々と続けるだけでは現実的な対応という点での進展がみられない」という考え方によるものだと思います。

ちなみに大会組織委員会の仕事とは何かといえば『会場の整備や大会スケジュールの管理、チケットの販売に加え、プレス対応、会場での感染症対策など大会の運営や準備に関する幅広い業務を担う』ということで、相当な仕事量であることは容易に想像がつきます。

つまり

今回の森会長の発言とは「テキパキと判断を下して目の前の課題をこなすべきだ」ということを重視するあまり「あれこれと細かいことでも議論を重ねて少しでも良いものにすべきだ」ということを軽視したということに尽きると思います。

表現として「女性の例として話をした」ために女性蔑視というレッテルを貼られてしまいましたが、問題は「組織委員会の運営姿勢が一部委員会トップによる独断専行という側面が強すぎたのではなかったか」ということにあるのだと思います。

その意味では実際に「トップの独断専行という側面が強すぎた」ようですが、では今後それをどのように変えていくのかという点においてはかなり難しい対応を迫られるような気がします。

たとえば

会議の場で意見を述べ合うのではなく、予め委員の皆さんに問題点を出してもらい、次にはその問題点を整理して予めその対応策を出してもらい、それらを整理した上で、会議の場で多数決で選択してもらう、という仕組みが必要なのかも知れません。

橋本新会長は今回の騒動をどのようにとらえ、また今後委員会の決定をどのように行うつもりか分かりませんが、単に女性蔑視という側面のみにとらわれていては一層の混乱をもたらす可能性さえもあるような気がします。

それにしても今回の「女性蔑視」というレッテルの貼り方やマスコミによる連日のバッシング、SNSでの感情的つぶやきなどをみると、今後の組織運営の難しさを一層エスカレートさせるだけのような印象をうけますが、いかがでしょうか。

 

参考情報:

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