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『岡田氏によれば、「集会規制・行動規制」がいかに重要であるかを理解するには、1918年~1920年に大流行し、世界で5000万人以上(当時の総人口は約20億人)、日本国内で45万人(当時の総人口は約5500万人)もの死者を出した「スペインかぜ(スペイン・インフルエンザ)」の経験が参考になる。』とのことです。


 

岡田氏の専門は、感染免疫学、公衆衛生学。独マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学後、国立感染症研究所ウイルス第3部研究員を務めた。感染症対策の豊富な実務経験がある一方で、「感染症の歴史」や「感染症関連の政策・法律」にも詳しい。『感染症は世界史を動かす』(ちくま新書)『人類vs感染症』(岩波ジュニア新書)など多数の著作がある。

岡田氏によれば、「集会規制・行動規制」がいかに重要であるかを理解するには、1918年~1920年に大流行し、世界で5000万人以上(当時の総人口は約20億人)、日本国内で45万人(当時の総人口は約5500万人)もの死者を出した「スペインかぜ(スペイン・インフルエンザ)」の経験が参考になるという。

〈米国の都市セントルイスとフィラデルフィアの死者数の推移(1918年9月下旬から12月にかけて)を比較したグラフがあります。

この間、フィラデルフィアの死亡率が0.73%なのに対し、セントルイスは0.3%で、他の大都市と比較しても、最低水準に抑えられました。これは、セントルイス市長の英断によるものです。

セントルイスでは、市内に最初の死者が出ると、市長がただちに「緊急事態宣言」を出し、1週間以内に、全学校、劇場、教会、大型販売店、娯楽施設などを閉鎖し、葬儀を含む集会を禁止しました。会議も、フットボールの試合も、結婚式もすべて延期されたのです。

当然、こうした「集会規制・行動規制」に対しては、商売に悪影響を及ぼすとして、市民や企業家から大きな反対がありました。しかし、市長は、「私は市民が死亡することは望まない」として、みずからの“政治決断”で断行したわけです〉

【文春オンライン 配信】

COVID-19と

名付けられた新型コロナウィルスには「強い感染力を持つ」という特徴があるようです。

この感染を防ぐ例として、1918年に流行したスペインかぜを原因とする、米国の都市セントルイスとフィラデルフィアにおける死者数の推移を比較した資料が公開されています。

そしてこの資料から学ぶべき点として「集会規制・行動規制」が挙げられています。

規制を行わなかった(?)

フィラデルフィアの死亡率が0.73%なのに対し、規制を行ったセントルイスは0.3%ということで、その有効性は証明されていると言えるようです。

『商売に悪影響を及ぼすとして、市民や企業家から大きな反対があったようですが、市長は、「私は市民が死亡することは望まない」として、みずからの”政治決断”断行した』との記述がありますが、今から100年以上前に同様のことが起こり、その際の一人(?)の政治家の決断がこんにちの政治判断に大きな影響を与えていることは間違いないようです。

私たちは

ともすると感染することを恐れる傾向が強いようにも見受けられますが、感染しても治る患者もたくさんいることを思えば、(感染を心配する多くの人々により)重症の患者の治療が遅れるという事態の発生こそが、真に憂慮すべき問題と言えるようです。

テレビの場で数人の方が新型コロナについて話す場面があり、その中では「感染しても家でじっとしていれば治る場合もある」とのコメントもみられました。

現在の状況においては、

過剰に心配するよりは、却ってそのくらいの気持ちで冷静に対応することの方が大事なことのような気もします。

すぐに浮足立って慌てふためく人間よりは、少しでも物事の本質を探りながら行動する人間の方が、幾分立派なような気がしますが、いかがでしょうか。

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