体重が3キロ以上ある哺乳類は、どれも約21秒で排尿しているらしいです。
『<健康>哺乳類はみんな「おしっこ21秒」の不思議』
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「おしっこは健康のバロメーター」ともいわれます。中高年男性の中には「おしっこの勢い」で自分の衰えを感じた、という人もいるのではないでしょうか。では“健康な排尿時間”というものはあるのでしょうか。泌尿器科が専門の順天堂大学教授、堀江重郎さんに聞きました。
◇体重3キロ以上の哺乳類 意外な共通点
動物種によって、排尿に要する時間は異なるのか--。こんなことを検討した愉快な研究が、2015年のイグノーベル賞(物理学賞)に選ばれました。この研究によると、体重が3キロ以上ある哺乳類は、どれも約21秒で排尿しているというのです。つまり、ゾウもキリンもヤギもトラもチンパンジーも、みんな排尿時間は、おおむね21秒なのです。
(略)
もちろん、ヒトも生殖年齢では、ほぼ21秒で排尿しています(厳密にいえば女性は男性よりも排尿時間は短い)。しかし高齢になると、男女ともぼうこうの筋力が低下することで、男性はさらに前立腺の肥大によって、排尿を21秒で終えることが難しくなります。見方をかえれば、排尿時間が21秒を超えるようになった人を高齢者と言ってよいかもしれません。
【毎日新聞 配信(ヤフーニュース)】
加齢イコール筋力低下、
これは何かにつけて指摘されることですが、排尿時間にも影響がでるようですね。
北欧での有名な研究で、高齢者の集団を4年間追跡したところ、夜間頻尿の人はそうでない人よりも、2倍多く亡くなっていたという、衝撃的な結果があるそうです。つまり、夜中にトイレに行く回数が少ないほうが、長生きするということで、それは膀胱の硬さに原因があるとのことです。
膀胱の硬さは、
膀胱の血液の流れと関係があることが分かっており、膀胱が動脈硬化になると、血液の流れが悪くなり、膀胱が硬くなり、結果として尿が近くなり、勢いが弱くなり、時間が長くなるとのことです。
動脈硬化という言葉で思い出すのが、心筋梗塞や脳梗塞ですが、膀胱にも動脈硬化による影響が現れると聞くと、「いわれてみれば当然か」と思いつつも、「こんな場所にもか」、というのが正直な感想ではないでしょうか。
どうやら年齢を重ねるにつれて、
筋力が低下し、血液の流れを悪化させ、動脈硬化を起こし、機能不全へと移りゆく図式が定着しているようですが、「これも神のなせる技なり」ということでしょうか。
全く別の「天文学・宇宙科学」の話に切り替えると、最新の研究では、ブラックマターとか、反物質なるもの(素粒子の一種?)があり、また現実に異次元が存在することを否定できない、ともいわれています。
もし人間に
魂なるものがあり、それが死後に肉体から解放されて異次元空間に移動する、ということがあるとするならば、加齢はそのための移行過程と考えることに無理はありません。
いずれにせよ、限りある肉体との付き合いを続けることが、私達の当面の目標ですから、できるだけ運動をして、血管をしなやかにして、膀胱を初め諸器官の機能を維持すること、つまりは命を全うすべく努力することで、少しでも加齢と戦い、加齢の影響を弱め、そして、いざ次の展開を待とうではありませんか。