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受動喫煙によって肺がんや脳卒中などにかかり、余計にかかる医療費が2014年度1年間で3233億円に上るという推計結果が公表されました。

『受動喫煙で病気、かかる医療費は3千億円超 厚労省推計』

⇒朝日新聞デジタルの記事へ 
 
※こちらの記事は削除されました。

たばこを吸わない人が受動喫煙によって肺がんや脳卒中などにかかり、余計にかかる医療費が2014年度1年間で3233億円に上るという推計を厚生労働省研究班(研究代表者、中村正和・地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長)がまとめた。

研究班は、昨年9月に公表された「たばこ白書」で、たばこと病気の因果関係が十分と推定された肺がん、脳卒中、心筋梗塞(こうそく)や狭心症などの虚血性心疾患にかかる医療費を推計した。

配偶者からと職場での受動喫煙を考慮し、40歳以上の患者数や喫煙の有無による病気のなりやすさの違いなどをもとに計算した。受動喫煙によって肺がんにかかるのは約1万1千人で335・5億円、脳卒中は約12万9千人で1941・8億円、虚血性心疾患が約10万1千人で955・7億円に上った。

【朝日新聞デジタル 配信】

たばこの煙の中には、

4,000種類以上(たばこからは3,044種類、たばこの煙からは3,996種類)の化学物質が含まれており、その中で、人体に有害なものは250種類を超え、発癌性が疑われるものは50種類を超えるという報告があります。

特に発癌性が評価され明確に判断された化学物質には、可能性があるものまで含めると、ベンゼン・カドミウム・2-アミノナフタレン・ヒ素・ニッケル・ホルムアルデヒド・1.3-ブタジエン・アセトアルデヒド・イソプレン・カテコール・アクリロニトリル・スチレン・鉛など18種類の物質があるといわれています。

ベンゼンはガソリンの成分で、ヒ素は毒薬、カドミウムはイタイイタイ病の原因となった物質ですので、これらの物質だけでも衝撃が走る思いです。

たばこは、

思春期の頃、何となく大人の気分を味わいたくて始めることが多いと思いますが、こんなに有害な物質が満載していることが分かっていれば、手を出す人も少なかったのではないでしょうか。

そして何よりも、たばこを吸わない人までもが、受動喫煙によりその物質を吸入することがあり、もはや吸う人の自由という範囲を超えていることは明らかとなっています。

「たばこに火をつけて燃え出た煙」を

副流煙といいますが、この副流煙は、主流煙よりも発がん物質等の含有量が多い煙といわれていますので、周りに及ばす影響も大きく、ここまでくれば、有害物質を撒き散らす犯罪者のニュアンスさえ漂う事態ともいえます。

まだまだ、たばこに関しては寛大な人も多いと思いますが、これらの指摘を前にすると、嫌煙への本気度も、相当強まるのではないでしょうか。

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