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「今だけではない」と思うと落ち着いて考えることができるようになるのではないでしょうか。

私達はともすると今(現時点)しか目に入らないことが多いものです。特に何らかの故障が生じた場合は、その時点の対応に追われて行動しがちです。これは精神的にはその故障に釘付けになって冷静な判断ができ難くなることを意味しています。

結果的に

「大変なことになった」、「このままでは人間性を誤解される」、「早く何とかしないと」などと言った精神的な動揺に囚われて、次の対処まで考えが回らないことが多いものです。しかし「今だけではない」と思うことにより、冷静に客観的に対処することができるようになります。

「今はこの状態だがしばらくすれば・・・」、「たとえこの状態であってもやがては・・・」のように、少し先に目をやることで色々なものが見えてくるようになるものです。

その時点では

「大変な事態になった」と思うことが、意外に「軽微なこと」に思えたり、怒りや不安、挫折感、悲しみ、などの感情が抑制されて「良くあることかも知れない」と思えたりします。

特に近年における私達の行動は複雑さを増しており、様々なストレスにさらされているとも言えますが、「今日中にやらなければならない」、「すぐに対処しないと他への影響が大きい」などの制約の元、重圧の中での行動は多くの過ちを生む温床ともなり得ます。

そもそも

「今日中にやらなければならない」、「すぐに対処しないと他への影響が大きい」などと言った前提を設定すること自体が「今だけを見ているもの」とも言えます。もっと「先を見る」ことで、意外に余裕があることに気付くことも多いものです。

今だけ見て「追い詰められ」、その結果「過ちを起こし」、「自信を失う」というのは大いなる損失といえるのではないでしょうか。そのような行動や判断は、ある意味では人間の能力の狭い用い方ということができます。人はもっと「粘り強い」、「多様性のある」生き物なのですから、その特性を生かした先を見据えた判断をすることが望ましい方法だと思います。

冷静に考えれば

「正解」は一つではないことに気が付きます。「今だけではない」という考えを頭のどこかに置くことで、人としての特性を生かした冷静な生き方ができるし、たとえやむを得ぬ事情により望んでいない結果になったとしても次の手段を思いつくなど「図太い」生き方ができるものです。

日頃から先に目をやり、たとえ何があっても「後で取り戻せばいいさ」という気持ちをもつことで、悠然と楽しみながら暮らすことがきっとできるはずです。

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