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次世代エネルギー資源として期待される「メタンハイドレート」を4年ぶりに産出したとの発表がありました。

『海底メタン、4年ぶり産出=1カ月継続を目指す-愛知・三重沖』

⇒時事ドットコムニュースの記事へ 
 
※こちらの記事は削除されました。

 

経済産業省は4日、愛知、三重両県沖で行っている実験で、次世代エネルギー資源として期待される「メタンハイドレート」を4年ぶりに産出したと発表した。同じ海域で、世界で初めて海底からの産出に成功した前回の実験は、設備トラブルから6日間で生産を打ち切っており、今回は3~4週間程度の継続を目指す。

メタンハイドレートは、高圧・低温状態で天然ガスの主成分であるメタンが水と結合した物質。「燃える氷」とも呼ばれる。

地球深部探査船「ちきゅう」は、水深約1000メートルの海底を300メートル以上掘った地層でメタンハイドレートを分解し、ガスを採取。4日午前、船上でガスの燃焼が始まった。

【時事ドットコムニュース 配信】

日本の管轄海域内の海底には、

この「メタンハイドレート」というシャーベット状になった天然ガスが大量に眠っており、その埋蔵量は、12.6兆立方メートルともいわれています。

日本国内の天然ガス消費量は、年間約1125億立方メートル(2014年)というデータがありますが、この年間消費量で計算しますと、100年分以上の天然ガスが日本の海底に存在していることになります。

一方で、

1立方メートルの「メタンハイドレート」が分解すると、160立方メートルのメタンガスが発生するといわれており、そのガスを回収できれば、精製する必要のないエネルギーを手にすることができるため、極めて有益なエネルギー資源が眠っているともいえます。

しかし現在分かっている砂層型と呼ばれる「メタンハイドレート」がある場所は、太平洋側・南海トラフの水深約1000mの海底面のさらに約300m下にある砂層内ということで、この深海からの採掘という困難な問題を克服しなければならないとのことです。

また

「メタンハイドレート」には存在できる環境という問題もあります。気圧によって違いがあるそうですが、1気圧下ではマイナス80℃以下でなければ存在できないといわれています。

このように様々な問題があるようですが、日本人は粘り強さでは定評がありますので、きっと近い将来には、この問題もクリアして、新たな資源を手にすることができるのではないでしょうか。

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