『今回は、並行宇宙というものが存在しうるのかどうか、5人の専門家の率直なご意見をいただいてます。』という記事がありましたのでご紹介します。 |
今回は、並行宇宙というものが存在しうるのかどうか、5人の専門家の率直なご意見をいただいてます。
◇以下↓には各専門家の見解の「タイトルと名前」のみを掲載しています。
意見そのものはこちらのサイト(上記画像↑をクリック or タップ)をご覧ください。
存在している可能性は否定できず
Luke Barnes(ウェスタンシドニー大学博士研究員。専門は天文学と宇宙論。)
もし存在していたとしても、到達不可能なほど遠い
Brian Keating(カリフォルニア大学サンディエゴ校内Center for Astrophysics and Space Sciences勤務。宇宙物理学者。)
そもそも、理論として破綻している
George Ellis(南アフリカ・ケープタウン大学応用物理学教授)
存在は否定できないけど、一切関係ない!
Lisa Randall(ハーバード大学物理学教授。物質の未知なる性質や挙動と理論的洞察とを結びつける研究に従事。)
絶対にたどり着けないのなら、「リアル」じゃない
Mary-Jane Rubenstein(ウェズリアン大学教授。社会における宗教と科学についての研究に従事。)
【GIZMODO 配信】
宇宙に関する
考え方はさまざまな仮説で充ちているようです。
アインシュタインによる相対論(相対性理論:特殊相対性理論と一般相対性理論)により、ニュートン力学の大前提であった「絶対空間」「絶対時間」というものに疑問が突きつけられたと言われています。
特殊相対性理論では、
E = mc2(エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗)という関係式により『「物質(物体)が運動して光の速度に近づけば、そのエネルギーはだんだん最大に向かっていく」というふうになる。もうちょっと科学的にいえば「質量はエネルギーに変わりうる」となり、さらにはっきりいえば「質量には膨大なエネルギーが閉じ込められている」というふうになる。』という見解が表明されています。
時間との関係で言えば『相対速度が速ければ速いほど時間の遅れは大きくなり、光速 (299,792,458 m/s) に近づくにつれて時間の進み方がゼロに近くなる。これにより、光速度で移動する質量のない粒子が時間の経過の影響を受けないということになる。』という見解になるようです。
また
一般相対性理論では『質量間の観測される重力効果は時空のゆがみから生じる。』ということで重力とは何かということへの見解が表明されています。
これらの見解から「空間も時間も相対的であり質量の運動によって変化する」ということが一般的な考え方として定着しているようです。
一方
近年では量子論(量子力学:分子や原子、あるいはそれを構成する電子、更には素粒子などの微視的な物理現象を記述する力学)という考え方も相対論と同様に物理学の根幹を成す理論になっているとのことです。
一般的に固体と思われるものも微視的に見れば『物質の最小単位は「原子」ではなくそれを構成している「素粒子」から成る』ということで、その意味では(固体といえども)全ての最小単位では「空間に浮かんでいる状態」であるということになり、更には「空間」というものについてもその実態は「ダークマターという物質を透過できる未知の物質で充たされている」との見解も見られます。
近年、
検査機器の発展によりいろいろな現象を検査できるようになりましたので、その結果を見て「どうしてそのような結果になったのか」という疑問が生じ、それを説明するためにさまざまな仮説を唱えるということで、科学は一層の進歩(混乱?)の過程にあるとも言えるようです。
素粒子レベルでは
人間の脳細胞も空間に浮かんだ状態にあるということになりますので、死をきっかけに素粒子の運動が加速して一部が身体という体系から離脱するという考え方もあながち突飛な考え方とも言えず、またそれに合わせて「別の次元の存在」ということを加味すると、死についての解釈もまた多岐にわたるものと思われます。
それにしても未だに『「重力」についての明確な説明はできない』ということで、「我々の身の周りで何が起こっているのか」という意味では、まだまだ発展途上にあると言えるのかも知れませんね。
参考情報: