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『日本感染症学会と日本環境感染学会は、新型コロナウイルスが閉鎖空間でごく短時間空気中に浮遊し、他者に感染する可能性があるとの見解をまとめた。』たそうです。


 

日本感染症学会と日本環境感染学会は、新型コロナウイルスが閉鎖空間でごく短時間空気中に浮遊し、他者に感染する可能性があるとの見解をまとめた。通常のマスクで防げないが、換気でリスクを下げられるという。長時間にわたってウイルスが浮遊し続ける空気感染は否定した。

新型ウイルスは、せきやくしゃみでウイルスが直接口などに入る飛沫感染、せきなどで飛び散ったウイルスが手などを介して体内に入る接触感染が起きるとされていた。

一方で、ツアーバスや屋形船でせきなどをしない感染者からウイルスが拡大しているとみられる症例があるほか、マスクや手袋をしていた医療関係者や検疫官らの感染も相次いでいる。

日本感染症学会の舘田一博理事長によると、せきなどで生じる飛沫は水分を多く含み浮遊しないが、会話で生じるつばがウイルスを含んで飛び、ごく短時間空気中に浮遊している可能性があるという。飛沫よりも水分が少なく小さいため通常のマスクでは防げない。

舘田理事長は「ノロウイルスで患者の嘔吐(おうと)物からウイルスが短時間舞い上がる塵埃(じんあい)感染に似た現象だ」と指摘する。閉鎖環境を避けることが重要だという。個室の立食パーティーや宴席はリスクが高いが、窓を開け放したり換気扇を利用したりすることで一定程度の対策ができる。

【日本経済新聞 配信】

今回の

新型コロナウィルスについては「知らない間に感染しているような気がする」という思いを抱いている人が少なくないのではないでしょうか。

報道にもありますが、「せきなどをしない感染者からウイルスが拡大しているとみられる」という印象は多くの人が感じているものと思われます。

他の公開記事の中には、「空気感染の可能性を示唆」といったものも見られます。詳しくは下記↓を参照願います。

 

さらには

CT画像により、無症状感染者の肺にウイルスの存在が確認されており、薄いすりガラス状の影(肺胞壁やその周辺の「間質」で炎症が起きるもの)があることが伝えられています。

アメリカでは抗体検査の結果が発表されましたが、それによると感染者数は公式発表よりはるかに多いとのことです。詳しくは下記↓を参照願います。


 

情報は

他にもいろいろと公開されています。

例えば免疫力に関するものとしては以下。
『加齢とともに免疫力が落ちていくのに伴い、病気にかかるリスクが着実に高まっていることが一目瞭然だ。もちろん個人差はあるが、一般に免疫力は思春期でピークを迎え、40代で半分に、70代で10%に落ちてしまう。当然、加齢とともに、肺炎にかかるリスクは着実に上がっていく。』

SARSとの比較に関するものとしては以下。
『SARSウイルスは、潜伏期間中には他者への感染力はなく、発症後10日目頃が最も感染力が強い、という特徴があったからだ。』

いろいろな

情報を総合すると、新型コロナウィルスに関しては『無症状の感染者からもウイルスが排出されていること。また、ウイルスの生存期間が比較的長いことを示唆する報告もある。』ということで、結果的に見て感染力が強いということが言えるようです。

比較的、生存期間が長いと言われていますので、空気中のエアロゾル(微小な空気中で浮遊できる粒子)に付着したものは、乾燥してもインフルエンザウイルスよりは長生きし、それだけに直接肺に到達しやすくなるということなのかも知れません。

少し

専門的な見解として以下のような情報も掲載されていました。
『湿気のある密室では空中に浮遊するエアロゾル中のウイルスは乾燥を免れるため,驚くことに,秒単位から1分ではなく,数分から30分程度,感染性を保持する。』

『気道上皮細胞からのコロナウイルス放出はインフルエンザの約100分の1程度と推測できる。』

詳しくはこちらを閲覧ください。↓

 

結局、

今回の新型コロナウィルスは「軌道上皮(鼻や喉)などからのウイルス排出は弱い」が、「生存期間が長く、無症状感染者からのウイルス排出もある」という大変やっかいな「奴」と言えるようです。

そして「空気感染」については、「通常の飛沫などに付着しているものは2mぐらいの間に乾燥して死ぬが、エアロゾルに付着しているものは比較的長生きする」ということで、密室(特に湿気ありの場合)では「空気感染もどき」が起こるというように覚えておくべきかも知れません。

今後の生活方針としましては、「飛沫や接触に加えて密室(特に湿気ありの場合)の空気にも最大限の注意を払う必要あり」ということで、しばらくの間は(今全力で治療薬の開発が進められていますので)、これらのことに気を付けて油断せずに過ごす、ということに尽きるようです。

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