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北九州市議が海外視察先で昼間に飲酒するなどの視察にそぐわない行動をしていたことがフジテレビ系列の番組で放送され、議会や市に市民からの批判や苦情が殺到しているそうです。

『海外視察中の飲酒シーンがテレビ放映 市議会に批判殺到』

⇒朝日新聞デジタルの記事へ 
 
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北九州市議が海外視察先で昼間に飲酒するなどの視察にそぐわない行動をしていたことがフジテレビ系列の番組で放送され、議会や市に市民からの批判や苦情が殺到している。市議会事務局によると、5日夜の放送を受け、9日午後6時までに361件がメールと電話で寄せられた。

視察したのは市政与党の自民、公明、ハートフル北九州の8議員。6月24日~7月1日に子育てなどの視察目的でスペインとフィンランドを訪問。飛行機のビジネスクラスに乗るなどで経費は計800万円。

この視察にフジテレビの取材班が独自に同行し、多くの場面を撮影した。番組によると、一部議員が昼食時にワインを複数杯飲み干したり、買い物に興じたりしていた。また、公費で借りたバスで移動し、サグラダ・ファミリア教会の見学もしていた。番組が視察とみなした時間は6泊8日の間、約9時間だったという。

また、帰国後、視察団長の佐々木健五氏と井上秀作議長が番組の取材に応じた。井上議長が「(サグラダ・ファミリア教会などの)見学は公務」「泊まってあげ、食事をしてあげ、お土産物を買ってあげるのは(視察先に対する)恩返し」と答えた。報告書を出しており「他の議会に比べたら随分まじめ」などとも述べた。

参加した一部の議員は朝日新聞の取材に飲酒などの事実を認めている。

【朝日新聞デジタル 配信】

このような

報道を見ると、いつもある疑問が頭をよぎります。

その疑問というのは「議員という人達は、本当に必要な人達なのか」というものですが、近年どなたか「現在の議員制度」について、調査や考察をしたという方はいらっしゃるのでしょうか。

今回は

6泊8日で経費は計800万円とのことですが、まずこの視察の必要性はあったのでしょうか。

通常視察というものは、何かを実施しようとした時に良いアイデアが出ず、他の所ではどのように実施しているのだろうか、と正にすがる思いで実施するものだと思います。

今回はどんなことを実施しようとし、そこにどのような難しい問題が存在し、また視察先のどのようなことがその解決に役立つと考えられて、この視察が行われたのでしょうか。

仮に

充分な視察の必要性があったとして、ではその結果がどのように生かされたのでしょうか。

800万円も公費を当てて、8名の議員が、さぞかし解決に役立つであろうという思惑を抱いて視察した結果、どのような施策のどのような判断に寄与したのでしょうか。

もしまともな行政であるならば、きちんとした評価制度も存在すると思われますが、その点についてはどうだったのでしょうか。

おそらく

察するに全てがあいまいで、その必要性も視察結果の評価も、いわゆる恒例となっている議員旅行を円滑に行うための付属品程度のものでしかないのではないでしょうか。

つまり長い間の「お上の慣習」があり、単にそれに則って公費で楽しんでいるとしか思えませんが、そうなったのも、当事者や関係者に行政の在り方についての改革の思いや、真剣に見直そうという気概がなかったからだと思われますが、それも結局は県民や市民が不正に対して強い怒りや憤りを示さなかったことが大きく影響しているものと思われます。

結局日本には「民主主義というものが根付いていない」ということにつきるのかも知れません。

本来の

民主主義を根付かせるためにも、この際、日本における議員制度とお金(公費)の使い方について根本から調査し、抜本的に不合理な部分を改めてはどうでしょうか。

おそらく「何も変わらないのだろうな」というのが正直な気持ちですが、一つ一つ変えていくことができないとすれば、やはり大統領制のような「一人の優れた逸材に期待する」制度しか、この日本の古き因習を一掃する方法はないような気がしますが、皆さんはどのように思われるでしょうか。

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