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韓国大統領府は29日、文在寅大統領と安倍晋三首相との電話会談で、『文氏は、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が27日の南北首脳会談の際、「北朝鮮はいつでも日本と対話する用意がある」と語ったと伝えた』と、発表したそうです。

『正恩氏「いつでも日本と対話する用意ある」 文大統領に』

⇒朝日新聞デジタルの記事へ 
 
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韓国大統領府は29日、文在寅(ムンジェイン)大統領と安倍晋三首相との電話会談の結果について発表した。文氏は、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が27日の南北首脳会談の際、「北朝鮮はいつでも日本と対話する用意がある」と語ったと伝えたという。

大統領府によれば、文氏は金正恩氏に対して「安倍首相も北朝鮮と対話する意思があり、特に過去の歴史を清算して、日朝国交正常化を望んでいる」と伝えたという。

安倍首相は文氏に対し、「日本も北朝鮮と対話する機会を準備し、必要があれば文大統領の助けを借りたい」と語ったという。

【朝日新聞デジタル 配信】

この所、

北朝鮮による平和攻勢が次々と勢いを増しているようです。

これまでとは180度異なる対応と言っても過言ではなく、何がそうさせているのかは不明ですが、「中国首脳により、極めて影響の大きい対北朝鮮方針が伝えられたのではないか」という推測が、一番的を射ているような気がします。

要は

「金王朝(金一族)」の存続にとっては、核やミサイルより国際連携の方が良いという決断があったのだと思います。

米国を中心とする有志連合が軍事行動を決断した場合、中国もロシアもこれに本気で対抗することは現実的には難しいということで、そうなると、たとえ核やミサイルを持っても国家存続の可能性は低いという判断があったのではないでしょうか。

これまでの経緯から決して楽観視はできませんが、もし本気で国際連携への道を進むことになるとしたら、これは大きな進展だと思います。

核やミサイルが廃棄されて

国際的な支援が行われれば、北朝鮮国民の生活も豊かになるでしょうから、これまでの強権発動への強い不満も、それによって次第に相殺される可能性もあり、そうなれば北朝鮮の民主化が少しずつ進展することも夢ではないような気がします。

非民主的な強権国家がなくなることが安全保障上の一番の課題なので、今後の北朝鮮の動向に注目したいと思いますが、できれば中国も一党独裁から民主主義国家へと方向転換される日がくることを心から期待したいと思います。

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