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『新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な英イングランドで、ワクチン接種のための大型センターが今週中に7カ所開設され、多くの人々への接種が加速される予定となった。』そうです。


 

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な英イングランドで、ワクチン接種のための大型センターが今週中に7カ所開設され、多くの人々への接種が加速される予定となった。

イングランドの国民保健サービス(NHS)は、一般開業医や病院による接種場所も新たに数百カ所、今週中にオープンすると発表した。それらを合わせると、イングランドの接種場所は約1200カ所に増える。

大型センターが開設されるのは、バーミンガム、ブリストル、ロンドン、マンチェスター、ニューカッスル・アポン・タイン、スティーヴニッジ、サリーの7地区。

各センターでは、毎週数千人規模のワクチン接種が実施できる見通し。

今回の拡張によって、NHSのワクチン接種は史上最大規模になるとされる。今月末までに、介護施設の入居者のほとんどに接種することを目指している。

英政府は2月中旬までに、70歳以上や医療従事者、優先度が高い人ら計1500万人に、ワクチンを接種することを目標にしている。

日別の接種者数を公表へ

マット・ハンコック保健相は、ワクチンの配送計画を記者会見で明らかにする予定。また、政府として初めて、ワクチン接種者の日別の人数を発表する。

ハンコック氏は10日、これまでに国内で約200万人がワクチン接種を受けており、イングランドでは1日あたり約20万人が接種されていると述べた。

イギリスでは現在、米ファイザーと独ビオンテック、英オックスフォード大学と英アストラゼネカがそれぞれ共同開発した2種類のウイルスの接種が進められている。

8日には米モデルナのウイルスも3例目として使用が認められたが、入荷は春以降になるとみられている。

【BBC NEWS JAPAN 配信】

英国の

この素早い施策と日本の後手後手の施策を比べると、まるで動物と植物の差のようなものを感じざるを得ません。

日本と英国では一日の感染者数(死者数)の違いなどもありますが、しかし日本でも医療機関が逼迫状態にあり、多くの感染者やそれ以外の急病人が治療を受けられない状況にあるとも伝えられています。

つまりはそれなりの緊急事態にある訳で(特に飲食店などの経営状態も考慮すれば)、それならせめてワクチン接種を緊急に承認して、どんどん接種を進めるべきではないでしょうか。

ワクチンには

副反応がありその危険性も伝えられておりますが『まれなアレルギー反応が起きた場合に迅速に対応できるようにするため、ワクチン接種後は15分間観察する必要がある。アナフィラキシーや即時型アレルギー反応の既往歴のある人の観察時間は30分だ。 』という記事もみられるように、いろいろと多くのことが伝えられています。

まだまだ確かなことは分かっていないにしても、世界中で数百万人に接種されており、今後もどんどん増えていくでしょうから日本が今すぐに接種を開始したとしてもかなりの情報が得られるものと思われます。

いわゆる

「走りながら考える」でも良い状況ではないでしょうか。つまり世界中で接種しているワクチンを「日本は使用しない」という選択肢があるなら別ですが、恐らくその選択肢は考えられないでしょうから、そうであるならば躊躇する意味はないのではないでしょうか。

日本では症状の出た人とその濃厚接触者にしか検査を実施していないので未だに全体の感染者数が把握できていません。

無症状感染者を含めると、日毎に伝えられている感染者の 10 倍ぐらいの感染者がいるのではないかという報道もあります。

仮に

10 倍の感染者がいるとすると重篤な方の割合は、今伝えられているより相対的にかなり少なくなるものと思われますが、しかし感染者の裾野が広いということはそれだけ多くの人が重篤化しやすいことでもありますので、やはりまずは全体の状況を把握することが大事なことだと思います。

結局の所、今の日本政府は「様子見」ばかりしていて、全てが後手後手の対応になっていますが、これは政治の指導力の欠如以外の何ものでもないような気がします。

日頃の

「丸投げ」の施策に慣れてしまっているためか、と疑いたくもなりますが、もう少し指導力を発揮して「それでだめなら退陣する」ぐらいの気概をもって政治に取り組んでいただきたいと切に思っております。

英国と比べるとまるで「動物と植物の動き」程の差を感じる政治姿勢ですが、国民は決してそれを認めている訳ではないことを肝に銘じて対応していただきたいと思います。

 

 

参考情報:

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