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『米軍制服組ナンバー2のハイテン統合参謀本部副議長は28日、中国の軍備増強が現在のペースで続けば軍事力で米国を上回るとの認識を示し、米国の兵器開発は「信じられないぐらい官僚的で遅い」と危機感を表明した。』そうです。


 

米軍制服組ナンバー2のハイテン統合参謀本部副議長は28日、中国の軍備増強が現在のペースで続けば軍事力で米国を上回るとの認識を示し、米国の兵器開発は「信じられないぐらい官僚的で遅い」と危機感を表明した。首都ワシントンで開かれた国防担当の記者団との懇談会で語った。

中国の急速な軍拡への対処について「米国だけなら5年で問題に直面するが、同盟国と共に取り組めばしばらくは大丈夫だ」と述べ、日本などと連携して技術開発速度を上げる必要があると強調。英紙が報じた、中国による今夏の極超音速兵器の発射実験については「行われた」と情報を確認した上で「とても懸念される状況だ」と述べた。

ハイテン氏は、米国が当初、極超音速兵器開発で世界をリードしていたものの、初期の実験失敗により計画は一時中止に追い込まれたと指摘。「『失敗は悪』と見なすようになった。開発速度を取り戻すにはリスクも冒す必要があり、失敗から学ぶことが重要だ」と懸念を示した。

【産経新聞 配信】

記事中の

「官僚的」という言葉に興味が募り少し考えてみました。

この記事で「官僚的」と表現していることの意味を考えてみましたが、記載内容における「失敗は悪とみなすようになった」という文言からも推測できますように、「リスクを恐れず突き進む姿勢の欠如」ということになるものと思われます。

その点において

日本の今回の新型コロナウイルス対策を振り返った時、いくつか思い当たることがありました。

それは「大規模なPCR検査を実施して感染者を隔離する」あるいは「それに伴い痛みを受けるサービス業に関係する国民に十分な補償をする」、「ワクチンの接種について果断な決断を下す」などの点にみられる不十分な対応とも思える施策についてでした。

まさに「官僚的」という表現がぴったりするような施策だったと思いますが、「リスクを恐れず突き進む姿勢」があったらもっと良い結果になっていたのではないでしょうか。

今日本では

「労働者派遣法」の改悪により非正規雇用者が増大しており、貧富の格差が拡大しています。

国民は個人の能力を仕事に費やして収入を確保することで生活をしていますが、あくまでも個人としての力は限られており長期的な仕事の継続(生活の安定)のための保障という点では何らかの組織に守られる必要があります。

昔は

それを会社が担っていましたが派遣会社というものは単に仕事を紹介する組織(大昔で言うところの口入稼業?)で何ら雇用者である登録者に対してその保障の義務(?)を負うものではなくなりました。

特殊な技能を持つ人であればその必要性はあまり無いものと思われますが、そうではない一般的な技能者の場合は保障なしでは安定した生活は望めません。

非正規雇用者

はそんな状況下でも懸命に働いていますし、また新型コロナウイルス対応で苦しんでいるサービス業の人達も必死に耐えています。

結局「官僚的(?)」な施策というものは真の解決策から目をそらすものであり、結局は抜本的な施策が行われるまでは何ら問題が解決することはないものと思われます。

ウイルス対策にしても

非正規雇用者対策にしても、その他エネルギー対策、景気浮揚対策、少子化対策、生活保護対策、年金対策などどれをとっても全てが曖昧模糊としたいわゆる「官僚的」な施策に終始しており、その意味では自民党政権ではそれが限界なのかも知れません。

では野党はどうなのかと言えば、それらに対してどうのように取り組んでいくのかがあまり見えてきません。

記事中にもありますが

「失敗を恐れず、失敗から学ぶ」ことを前面に掲げて、心底日本を良くするために牽引してくれる、そんな強い意志を持った政治家の登場を待つしかないのかも知れませんね。

 

参考情報:

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