「牛丼太郎」が「丼太郎」として復活の可能性があるようです。
【倒産「牛丼太郎」元社員、「丼太郎」で挑む復活の日々 看板の「牛」にテープ、仲間4人で切り盛り】
かつて存在した「牛丼太郎」という牛丼店チェーンをご存知でしょうか。1杯200円の安さ、BSE流行時にも採算度外視で牛丼を出し続けるといった、個性的な経営で東京都内に約10店舗を展開。人気漫画「めしばな刑事タチバナ」でも紹介されるなど、コアなファンを獲得しました。ところが大手チェーンとの競争に敗れ、3年前に倒産してしまいました。この「牛丼太郎」が、復活を遂げる可能性が出てきたというのです。そのカギを握る1軒の店を取材しました。
(withnews 配信)
牛丼を安くして
多くの人に食べてもらいたいという伝統を貫く姿勢に、「丼太郎」経営者の熱い思いが伝わってきます。
小さな店舗や企業はどうしても大きなところには勝てないという思いを抱く人は多いと思います。そんな中、「店を続けて欲しい」という利用者の思いを受け留めて頑張っている姿には感動を覚えました。
また「牛丼太郎」の時から「商品には自信を持っていた」と語る「丼太郎」の運営会社「丸光」の佐藤慶一社長の言葉には強い自信と大いなる気概を感じました。
下請け構造が定着し
夢もしぼみがちのこの日本ですが、一般客を相手にする店舗の場合は企業を相手にする会社の場合とは違い、利用者の思いがあれば大手に太刀打ち可能な業種といえます。
正規社員と非正規社員とに分かれ、収入格差も広がりつつある現在、このような利用者の思いを大事に考える店舗には大いなる活躍を期待したいと思います。
経営者の頑張りは
利用者の意思に支えられるものですが、「たとえ大手の方が一時的により安くなっても、自分はここを利用する」という強い意思を持つ利用者はどれくらいいるでしょうか。
結局、大手はいくらでも価格を操作できますが、小さな店舗はぎりぎりの経営のため一時的に価格が逆転することもあると思いますが、そんな時に支えてくれる利用者がいるかどうかで存続・発展の可能性が決まってくるのだと思います。
「経営者の意思と利用者の心意気」
これが日本の夢を可能にすることを今回、是非証明して欲しいと思います。そして常に「右にならえ」とばかり選択の余地を狭める大手中心の流れに風穴をあけて欲しいと思います。
その意味では「丼太郎」の活躍は日本人の心意気を示す一つの象徴になるかも知れませんね。