師走の台原森林公園のスナップです

雪が舞った翌日の台原駅は明るく凛として迎えてくれました

ずっと上に伸びる長い階段を上の明かりを目指して昇っていきました。外へ出てすぐ奥に、いまなお緑をみせてキラキラと輝く木の葉を見つけました。

すこし歩くと下の方に台原老人福祉センターが見えてきました。ここのお風呂に入った後、二階の囲碁クラブの部屋でお馴染みの人どうしが囲碁を打って愉しんでいるという話を以前聞いたことがありました。そこからさらに少し行くと森林公園が静かに迎えてくれました。

公園に入ってすぐの所に女性の像がありました。茉莉花（マツリカ）像と呼ばれているようです。目の前で何かを見つけたような表情をした像でした。そのそばには屋根のある休みどころがありました。テーブルと椅子がたくさん並んでいて、皆さんどうぞ弁当を広げて楽しんでくださいと言わんばかりに見えました。

旭ヶ丘の方へ少しづつ歩いていくと昨日の雪をかぶった低い木々が見えました。雪が白い花のようにも見えて妙に華やいだ感じもありました。どんどん坂を降りて行くと高い木々の間を、ゆるやかに流れるように道が続いていました。

下の方に来ると池がありました。近くには屋根付きのお休みどころもあり、ふとどこかで見たような風景に感じました。池にはメダカがいるようで、ホタルとメダカの案内板が呼び止めるように立っていました。あたたかくなったら子供達がみんなで池を覗いているのだろうかと思った時、なぜか昔の故郷の森が目の奥に浮かんで消えました。

池を過ぎると森がひらけてきて旭ヶ丘の駅が見えてきました。駅の前は広いスペースがあり、道沿いにまた女性の像がありました。牧歌像と呼ばれているのでしょうか、動物と一緒の像でした。しぐさは犬のようですが、違う動物（ヤギ？）が餌をねだって立ち上がっているのを、知らん顔をしながらも笑って遊んでやっているように見えました。