『高田 幹雄』さんのご逝去を悼んで
高田 幹雄さんが、2018年8月27日にご逝去されました。
高田さんのご逝去を悼んで、共に机を並べて学んだ後、
2016年に久々の再会を果たしたH.Oさんから追悼文が
寄せられていますのでご紹介します。
我が友、高田 幹雄君へ
君とは高校時代に初めて出会い、
同じクラスで机を並べて学ぶ一方で、
社会的「原点回帰」への運動とも称すべき
学生運動の渦中に身を投じた仲であることを、
今でも誇りに思っています。
己が不条理と感じたことを純粋に批判し、
己が目指す社会の姿を熱く語り、
一人の人間として、あるべき理想を追求した君は、
常に私の目標でもありました。
近年、癌という病を患うも、
決して、情熱を失うこと無く、
今その時を、いかに生きるべきかを、常に問いかけ、
懸命に、命の火を燃やし続けたことを
私は知っています。
意思の力の高まりも、それによって
日に日に高められた免疫力も、
道半ばとなりましたが、
君のひたむきさは、周りの多くの人達に
たくさんの勇気を残したものと思います。
全ての生き物には、魂というものがあると、
いにしえの世から伝えられており、
また現代科学では、全ての細胞が素粒子で捉えられ、
別次元での再生も否定できないと聞いています。
「散る桜 残る桜も 散る桜」
これは良寛和尚の辞世の句と言われていますが、
近い将来、君の魂と再会し、
時の経つのも忘れて話せる日が、
必ずくると信じています。
それまで楽しみに待っていてください。
ご冥福を心からお祈りいたします。