人に勧められたときの対応
皆さんは知人などから何かを勧められた場合、どのように対応していますか。
他の人から何か(仕事など)を勧められた時の対応は、人によってまたその時の状態によってそれぞれ違ったものになるのが自然なことかも知れません。たとえば一方では条件を聞いて慎重に選びたい気持もあれば、他方ではその人を信頼して一つ返事で従う気持ちもあると思います。勧める人から見れば、あれこれ選ぶ人よりは、一つ返事で従ってくれる人の方が、より好感を持てる人と感じるはずです。
人に勧められるということは、
それだけその人に評価されているということで、信頼感を持たれていることの表れでもあります。誰もその人にとって良くないことを勧める筈はなく、良かれと思っての気持ちに違いありません。それ故に無条件に引き受けるのが良いと考えます。
勿論、目論見と違って、
結果的に「あまり良くないことを勧められた」ということもあり得ますが、そんな場合でも熱心に最善を尽くすことが大切で、それが更なる信頼につながることも多いと思います。
紹介したことが良い結果にならなかった場合は、勧めた人にとっても申し訳ないという気持ちがありますので、埋め合わせをしたいという思いからも、別のさらに良いことを勧めてくれることが多いものです。
なかなか良い支援者に出会えない人は、
どこか目先を追いかける姿が見え隠れしているのではないでしょうか。人を疑わなければ「ダマされる」ことが多くなるかも知れませんが、反面、疑わないことで「信頼を得る」ことも多くなり、その結果として良い支援者に巡り合える機会も増えるということが言えるのだと思います。
社会は分業で成り立っており、
それ故に支援関係の広がりも多様になってきています。人が勧めてくれた時に、喜んで引き受ける度量があれば、結果的に上手くいかなかったとしても、勧めてくれた人との信頼関係だけはしっかりと残ります。その信頼関係が次の機会をもたらす可能性を考えれば、それで充分だと言えるのではないでしょうか。