相手の身になる温かい心
今日は「自由と思いやり」について考えてみました。
私達には自由があります。この自由というものは、とかく人々の間に競争を生みます。その競争がある程度のところで抑えられれば、良い結果が期待できることも多いのですが、競争というものには限度を越えて突き進む傾向があります。
そんな時に必要なものが
人を思いやる心ではないでしょうか。相手の身になって、共に歩く温かい心が必要になってくるのではないでしょうか。そしてこの心を多くの人が忘れた時、あるいは放棄した時に争いや戦いが起こり、国の崩壊、文明の崩壊に至ったという例が歴史上たくさん見られます。
次のような偉人の言葉が残されています。
マザー・テレサ
人は身を削っても与える。
司馬遼太郎
人は助け合って生きているのである。
たった一人の人間が、
一兆円単位の資産を持つ世の中を、夢のある世界と言って称える傾向がありますが、その一方で、人は大昔から互いに支え合って生きてきたのも事実です。そして人類が他の生物に比べて繁栄することができたのも「この互いに支え合う心があったから」と言っても過言ではないと思います。
この事をしっかりと心に刻み込んで生きていくことによって、初めて自由というものの良さを生かせることを私達は肝に銘じなければならないのではないでしょうか。