骨が硬くなる病気とカルシウムの関係

今日は骨が硬くなる病気とカルシウムとの関係についてお伝えします。

骨が硬くなる病気には、変形性関節症という病名がついていますが、これは骨と骨の間にある軟骨が硬くなって、次第にすり減っていき、クッションがなくなってやがて骨と骨が直接ぶつかって変形していくものです。

この軟骨を硬くする原因は、

軟骨の中でカルシウムが増加するためと考えられています。加齢と共に増加するとされていますが最近になって、これはカルシウムの摂取量が少ないためではないかと考えられるようになってきました。

カルシウムの減少で

骨粗鬆症になることは以前から指摘されてきましたが、同じカルシウムの減少で軟骨の中のカルシウムが増加することは、まだ充分には理解されていないようです。このような現象をカルシウムパラドックスと言うそうです。

カルシウムの摂取が減ると、副甲状腺ホルモンが多く分泌され、それが骨からカルシウムを取り出し血液中に補う仕組みがあり、それに伴い軟骨の中にカルシウムを侵入させるということのようです。

変形性関節症が

カルシウムパラドックスであることが裏付けられた証拠として、よく腸から吸収される3Aカルシウムにコラーゲンを加えたものが変形性関節症とその痛みに劇的に効果があったことが指摘されています。

つまりカルシウムの摂取量が増えてくると軟骨へのカルシウムの増加がなくなり硬さが改善されたことが、逆に不足の場合の症状の発生の証明になったということでしょうか。この3Aカルシウムとコラーゲンは変形性関節症の他に骨粗鬆症にも効くということです。

ちなみに3Aカルシウムというのは、

海草から発見されたカルシウムの吸収を良くするアミノ酸やミネラルが、カルシウムと一緒に含まれているもので、これらの成分は動物や鉱物のカルシウムにはほとんど含まれていないと言われています。

加齢と共に体に様々な症状が現れるのは仕方のないことではありますが、それを一つ一つ関係者の知恵によって克服していくことが可能になっているということは、私達にとって大変心強いことと言えます。

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