詩「七夕川」を読んで
知人(H.O)さんからメールがきました。 メールの内容を以下にそのまま掲載します。
詩集「言葉の河」- 詩「七夕川」の読後感想です。
詩を読んだ後の、心に残った光景です。
『おまえは、星の火の粉を食べて、つよくおおきくなる。やけどを負っても、お父は雨をふらし、冷やしてしまうから心配はいらない。おまえくらいのときのお父は、冷えた星だけ食べる泣きむし竜だったから、力をこめて祈れなかった。どこへも行くあてがないから、いつも舟をこいでいた。ゆめの湖底で、おまえはきれいな星の火屑を、じっとひろいあつめておいで。祈ることがあるなら、星の火の粉を食べて、そのたくさんの力をこめて祈れ。』
このような光景や、振る舞い、思いなどが、私の心に残りました。
この詩から伝わってきた思いです。
『お父は、冷えた星だけ食べる泣きむし竜だったので、力をこめて祈れなかったから、舟をこいでも行くあてがなかった。やけどを負っても、お父が冷やしてやるから、おまえは星の火の粉を食べて、それで蓄えた、たくさんの力をこめて祈れ。そうすれば、舟にのって、行きたいところへいけるから。』
このような思いが、伝わってきました。
結果を恐れて、
充分に力を発揮できなかった経験は、誰にもあると思います。
試験の結果、就職先での仕事の適否、人間関係、将来の生活など、「どうなるか分からない」ということは、たくさんありますが、これらのたくさんの予測できない課題に対して、傷を恐れて、消極的に振る舞うと、結局、自分の行き先が分からなくなります。
それよりも、
強い思いを抱き、その成功を「力を込めて祈り」ながら、積極的に振る舞う方が、結果的に何らかの成果が得られ、それにより、自らの判断で次に進むことができます。
傷つくことを恐れる気持も、結局は、自分の中に強い実現への意志がないことから派生するものだと思いますので、何よりも、強い意欲こそが、よりよい生き方への鍵になるのかも知れない、と思いました。(H.O)
以上が知人(H.O)さんからメールでした。またメールがあり次第掲載させていただきます。