代表選手の起用法
サッカーで国際戦を戦う時、それまでバラバラだった代表選手がチームを組むことになります。このような代表戦を戦う時に気をつけなけならないことは何か、ということについて考えてみました。
通常は戦いの前に数日の練習期間をおいてその後に本番を迎えることになりますが、この様に普段チームプレーをしていない人達が一つのチームを組んで戦う時に大切なものといえるものは何でしょうか。
それは
コンビネーションの軸だと思います。とりわけ中軸を構成するポジションにいる人(キーマン)には、その選手の本来のポジションをできるだけそのまま代表チームでも踏襲させるべきだと思います。普段からの自分のポジションでプレイすることで、お互いにコンビネーションの組み立てがスムーズになり、チームの軸が早く確立できます。
代表チームのプレイといっても特別なものではなく、あくまでも普段所属するチームのプレイの延長線上と考える方が自然で効果的だと思います。
中軸のポジションについては
コンビネーションの確立を強固にするためにも、スケジュールの調整がしやすい国内組の選手を配置し、割と自由に動けるポジションに、海外組の選手を配置するのが理想といえます。戦いの軸がぶれなければ、後は軸と自由に動けるポジションとの連携だけに調整部分を絞ることができるので、全体としての仕上がりが早くなります。
たとえ代表選手のチームであっても、チームプレイの軸が確立されていなければ真価を発揮できません。逆に「その軸を確立できるかどうか」が今正に問われているといっても過言ではないと思います。