流れに乗る
たまに「そういう運命だったんだよ」という話しになることはありませんか?
人は自らの生きる道を切り開いて生きているように思うものですが、それは小さい意味では正しく、大きな意味では間違いだという考え方があります。
その考え方では、
大きな意味では、人は自分の置かれた環境から得られる様々な情報によって、流されて生きていると考えます。
たとえば学校の選択、仕事の選択、付き合う人の選択など、それらは全て一つの流れの中で決まっていくと思えば、納得できる点も多いのではないでしょうか。たとえばどこで生まれたか、周りにどういう人が居たかということが、人生に大きな影響を及ぼすことは多くの人の知るところです。
そのことを思えば
何かを望む時は、それが達成される流れに乗ることが大切だということになります。世の中にはこちらの望みを理解してくれる人が必ず何人かは居るもので、そこへ行き、そこで何かを始めることができれば良い結果につながりやすくなるのかも知れません。
一つの流れに乗れば、
いくつかの可能性が生まれ、さらにそこから待望の場所へと向かう流れも見つかるものです。
たとえば医療の仕事に就きたい場合は、誰かが「自分が医者になることを待ち望んでいる」と考えます。あるいは医者でなくても、自分が医療に関する職業に就くことを期待している人がたくさん居ると考えて、そこへ向かって行こうと意欲を高めます。
きっと大学で待っているに違いない、
あるいは医療情報誌の編集部で待っているに違いない、そんな風に考えることで、少しでもそこに近づく気持ちになります。何かの見習いでも、アルバイトでもいいので、とにかくまず関係者に近づくことで、流れに乗ることです。そうすれば、その生活の中で、何らかの機会や出会いが見つかり、可能性が少しずつ生まれてきます。
決して諦めずに、
無限に熱望する気持ちを持てば、やがて希望は具体的な形となって、少しずつ叶えられていくのだと思います。「自分が必要とされる者だ」と見てもらうことができれば、必要な場所が提供されることは、ごく自然なことですから、そのようにしてやがて夢は現実になっていくに違いありません。