与党が改選過半数の勢い

『読売新聞社は1~3日の3日間、全国世論調査を実施し、第26回参院選(10日投開票)の中盤情勢を探った。自民、公明の与党は改選定数(124)の過半数(63)を上回る勢いだ。立憲民主党は伸び悩み、改選23議席の確保は微妙な情勢となっている。日本維新の会は改選6議席から大幅に増やしそうだ。』との報道がありました。


 

読売新聞社は1~3日の3日間、全国世論調査を実施し、第26回参院選(10日投開票)の中盤情勢を探った。自民、公明の与党は改選定数(124)の過半数(63)を上回る勢いだ。立憲民主党は伸び悩み、改選23議席の確保は微妙な情勢となっている。日本維新の会は改選6議席から大幅に増やしそうだ。

選挙戦を左右する全国32の「1人区」(改選定数1)で、自民党は優位に戦いを進めている。保守地盤の強い栃木、群馬、富山、石川、山口など19選挙区で野党系候補をリード。複数区では、改選定数2の茨城、静岡、広島での議席獲得が有力となり、東京選挙区(改選定数6)では2議席獲得を視野に入れた。

公明党は、候補者を立てた7選挙区のうち、東京選挙区で議席を獲得する可能性が高い。残り6選挙区を含めて「全勝」を狙う。比例選は前回2019年参院選と同じ7議席獲得をうかがう。

立民は、複数区の千葉、東京で優位に立っているものの、埼玉や大阪、兵庫などは予断を許さない展開だ。比例選では、19年に獲得した8議席を下回る可能性がある。

昨年10月の衆院選で躍進した維新は、支持基盤の厚い大阪で2議席を獲得する勢い。比例選で立民の議席数を上回る可能性があり、選挙区選と合わせ、改選議席を倍増させる公算が大きくなっている。共産党は東京、神奈川など都市部で接戦を繰り広げている。比例選は19年と同じ4議席に手が届きそうだ。

【読売新聞 配信】

毎日

暑い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大に加えてロシアによるウクライナ侵攻と安全保障に関する大問題の年となっています。

そんな中で、

もうじき参議院議員選挙の投票を迎えますが皆様の思いを実現してくれそうな政党・政治家をみつけることができたでしょうか。

今日はその一助になればという思いを込めてお伝えしたいと思います。

報道によりますと

『自民、公明の与党は改選定数(124)の過半数(63)を上回る勢いだ』とのことですが「これはもう他に入れるところがないから」ということに尽きるような気がします。もっとも比例では党名を書き、選挙区では「該当者なし」でも良いとは思いますが。

今回の「ロシアの独裁者によるウクライナへの侵攻」という理不尽な状況に接し、多くの国民は「中国の独裁者による台湾への武力併合」という(同様の)理不尽な状況への懸念を抱かざるを得ないと思われますが、このような状況下においては責任ある政党・政治家であるならば「軍事力の強化」へと踏み出すべきであり、それを曖昧にしている党や人には任せられないということではないでしょうか。

これまでは

まがりなりにも三権分立のもと民主主義的な振る舞いを見せているように思えたロシアですが、それが全くの偽りであったことが露見しました。

つまり独裁者にとっては民主主義的な活動が一番自身の身の安全を脅かすものであり、それを封じるためには何でもやるということが今回証明されたと思います。

国民に

知られてまずいことをしていなければ民主主義活動を封じる必要など全くありませんし、仮に隣国がNATOのような組織に加盟しても何らそれによる不安を抱く必要もありません。

全ては「自分の好き放題やってきた」ことに対する報復を恐れてのことで、それを阻止するためには平気で大嘘をつき、平気で威嚇し、平気で殺戮を繰り返すということではないでしょうか。

そのような

実態を目の当たりにしているにも関わらず、未だに平和的解決を主張するだけでは国民を守る党・政治家とは言えないと思います。

現在の政権与党は「データを軽視した決断できない政党」であり、難しい問題は全て先送りして平気な人たちの集まりとしか言いようがありませんし、また本来ならそれを糾弾されて政権から追い出されるのが妥当な存在だとは思いますが、それにも関わらずそこを信頼するしかないというのは「何という不幸」でしょうか。

報道には

『日本維新の会は改選6議席から大幅に増やしそうだ。』という文言も見られますが、これは昨年10月の衆議院議員選挙の結果をうけて「もしかしたら維新は大幅に増えるかも知れない」という期待感が風となりつつあるということだと思われます。

「先送りばかりしている政権には辟易」という思いの国民も少なくなく、かっての希望の党のような勢いが見えてくれば一気に投票する傾向も高まるものと思われます。

日本維新の会は

「是々非々」ということで、そのためか施政方針がふらついているように見受けられますので「その都度謝罪しながら修正を繰り返す」という形の政権運営となる公算大という可能性を禁じ得ませんが、それでも風が吹いて政権交代の可能性が見えれば日本の政治も変わるかも知れません。

これまでの言動から察するに維新の議員が大幅に増えても他党と協力するというよりは維新の主張を飲まなければ無視するという傾向が強いような気がしますので(個人的には)あまり多くを望むことはできませんが、やがて「機会公平を掲げ、弱者に優しい政策」を標榜するようになれば一つの極になり得るかも知れません。

世界を見ると

民主主義国は「自由競争で産業を発展させる政策」と「格差是正で弱者を救う政策」が互いに互いを補いながら政権交代を実現しているように見受けられますが、それが時々の実情に則りまた実態に即しているのかも知れません。

今の自民党はその両方を掲げており、自民党内での入れ替わりもあるようですが、所詮は「自由競争」の比重が大きく、「格差是正」は中途半端とならざるを得ませんので、本格的な「格差是正で弱者を救う政策」を推進する政党・政治家の誕生を大いに期待したいと思っています。

 

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