北朝鮮、人権状況批判した米国に警告
『北朝鮮は21日、人権状況をめぐって同国政府を批判した米政府に対し、そうした発言は緊張を悪化させるだけで、米国は「痛い目に遭うことになる」と警告した。』そうです。 |
北朝鮮は21日、人権状況をめぐって同国政府を批判した米政府に対し、そうした発言は緊張を悪化させるだけで、米国は「痛い目に遭うことになる」と警告した。同国の非核化をめぐる米国との交渉は暗礁に乗り上げている。
米国務省高官が北朝鮮の人権状況を批判したことを受け、国営朝鮮中央通信(KCNA)は、同国の外務省報道官が米国側のそうした発言は「燃え盛る火に油を注ぐように」朝鮮半島情勢の緊張をさらに悪化させるだけだと非難し、米国は「痛い目に遭うことになる」と述べたと報道している。
今年2月にベトナム・ハノイで行われた米朝首脳会談が物別れに終わって以来、非核化協議は行き詰まりを見せている。
【AFPBB News 配信】
2019年11月には
国連総会で北朝鮮による人権侵害を非難する決議が採択されています(↓下記参照方)。
ウィキペディアには
「北朝鮮人権問題」について次のような記述が見られます。
『北朝鮮人権問題とは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)当局による拷問、公開処刑、外国人拉致、意思表示の権利剥奪、強制収容所、300万人以上と言われる国民の餓死や脱北を始めとする各種の圧政や人権侵害に関する問題。北朝鮮には多数の政治犯収容所(強制収容所)が存在し、自国民を殺害し圧政を引いている他、主としてスパイ養成を目的とした外国人拉致を行い現在も認めていない拉致被害者がいるとされる。』
続けて、
『看守や脱出者の多数の証言によれば、北朝鮮各所にある強制収容所では、日常的に裁判無きまま収容者が殺害されている他、収容所内での餓死や病死も多い。北朝鮮政府は収容所の存在を認めていない。また政府幹部が多額の政府予算により贅沢な生活を送る一方、国民の生活は極度に困窮し現在でも毎年数万人以上の餓死者が出ている。』
『秘密警察により政府を批判する者や批判的な者、日本からの帰国者など反政府活動を行う可能性があるとされた国民が数万人以上が収容所に送られ、その多くが正式な手続きはないまま殺害された。言論の自由や報道の自由、政府批判、自由選挙、信教の自由、その他の基本的人権の尊重は、政府幹部を除き一般国民にはほとんどない。強制収容所に15万~20万人が拘束されるなど深刻な事態が存在する。 』
国連総会で
同様の決議が採択されたのは今回で15回目で、2005年から毎年採択されているそうです。
日本は2回目から欧州連合(EU)と決議案を共同提出してきたが、今回は提出には加わらず、支持するにとどまったとのことです。
独裁国家というのは
特定の人たちだけが恩恵を受ける国家で、あるべき国家運営という観点からみると多くの欠陥を内包するものだと思います。
やはり国民が等しく恩恵を受ける国家でなければならず、そのためには「徹底した民主主義が不可欠」というのが、人類が長い年月をかけて獲得した大きな成果なのではないでしょうか。
21世紀に入った現在では
多くの民主主義国が誕生していますが、一方では未だに一部の独裁国家が存在していることも否めません。
つまり一部の国々では未だに民主主義的扱いをされていない国民が存在するということです。
科学の発展に伴い軍事力が大幅に増大したことにより、個々の国民による抗議活動の多くは圧殺され、独裁国家の基盤はより強固になっており、また今後もより強固になっていくものと思われます。
このような状況を
打破するには民主主義国の結束が必要であり、そのためには民主主義国だけによる新国際連合の発足が急がれます。
そこに多くの資金や技術を集中させて、より強力な経済力と軍事力を生み出すことが、この全世界(地球)の民主化を実現するための唯一の手段だと思います。
独裁国家が民主主義国家に生まれ変わり、その国々の国民が一人の自由人として生きていけるようになるには、そうする以外に道はないものと思われますがいかがでしょうか。