小泉元首相「東電なぜカネ出せる」

脱原発を主張する小泉純一郎・元首相が14日、水戸市の茨城県立県民文化センターで講演したそうです。

『小泉元首相「東電なぜカネ出せる、常識がない」』

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脱原発を主張する小泉純一郎・元首相が14日、水戸市の茨城県立県民文化センターで講演した。

「科学技術にはリスクと恩恵があるが、原発は一度事故が起きたら取り返しがつかない」と強調し、再生可能エネルギーの積極活用を呼びかけた。

講演で小泉元首相は「自分は元々、原発推進の立場だったが、東日本大震災で変わった」と振り返り、「過ちを改めるにははばかることなかれ。自然エネルギーを使った方が、今よりもはるかに良い時代が来る。原発に保守も革新も、与党も野党も関係ない」と、立場を超えての協力を訴えた。

また、日本原電が必要とする東海第二の安全対策費約1700億円のうち、不足分を東京電力が支援する方針を示したことについては、「損害賠償も廃炉作業も自分でできない東電がなぜ原電に金を出せるのか。常識がない」と厳しく批判した。

【YOMIURI ONLINE 配信】

小泉さんは

「損害賠償も廃炉作業も自分でできない東電がなぜ原電に金を出せるのか。常識がない」と厳しく批判したそうですが、もっともな話だと思います。

原電に出す金があるのなら、それを損害賠償や廃炉作業に使うべきだという批判は当然のことで、説得力のあるコメントだと思います。

原発は

自然災害時における放射能汚染の危険や、処理方法のない放射能廃棄物の増加など、今や大変危険な存在となっており、再生可能エネルギーの活用へと大きく舵をきるべき時が来ていると思います。

電力の安定的な供給が火力や、再生可能エネルギーのみで可能なら原発は即刻停止すべきだし、そうでなければ年数を区切って安全な原発のみを稼働させるのが筋だと思いますが、いずれにしても再生可能エネルギーへの依存度を高める姿勢を強く打ち出し、実際にそのための行動を起こすことが大事だと思います。

小泉さんは、

いわゆる非正規雇用の拡大を進めた張本人であり、その意味では、まだまだ否定的な側面が強く残る人とも言えますが、2008年に政界引退を表明して以来、脱原発に対して積極的に発言していることについては大変肯定的に受け止めている人でもあります。

旧民主党の党首で総理になり、その後政界を引退した方もおりますが、その方の発言はあまり聞こえてこないようです。

政治家としての資質においては、やはり小泉さんの方がはるかに優るような気がしますが、いかがでしょうか。