11光年先、地球に似た惑星

おとめ座の方向に11光年離れた赤色矮星「ロス128」の周りで地球に似た惑星を発見したそうです。 

『11光年先、地球に似た惑星=太陽系に接近中-生命存在か・国際チーム』

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おとめ座の方向に11光年離れた赤色矮星(わいせい)「ロス128」の周りで地球に似た惑星を発見したと、フランスのグルノーブル・アルプ大などの国際研究チームが15日発表した。太陽系外では4光年先の「プロキシマb」に次いで地球から2番目に近い惑星だが、太陽系に接近中のため、7万9000年後には最も近い惑星になるという。

赤色矮星は宇宙に多数ある小さな恒星で、水素の核融合が穏やかなため暗い。ロス128は質量、大きさとも太陽の2割弱。発見された惑星「ロス128b」は赤色矮星の周りを1周約10日で回り、距離は太陽-地球間の20分の1、質量は地球の1.35倍で、温度は20度から零下60度と推定される。

研究チームは南米チリにある欧州南天天文台の直径3.6メートルの望遠鏡でこの惑星を発見した。建設中の同39メートルの巨大望遠鏡ELTが2024年に観測を始めれば、大気中の酸素などを捉え、生命の存在可能性を明らかにできるという。

【時事ドットコムニュース 配信】

宇宙科学の発展により、

いろいろなことが分かってきましたが、それにつれて、地球外生命体への期待も大きく膨らんできています。

私達人間を含め、いわゆる生命体の存在は大きな謎ともいえます。

何故このようなものが生まれたのか、何故複雑な進化を今もなお続けているのか、基本的な疑問に対する答えは未だに得られてはいません。

地球に似た環境を持つ惑星が

たくさんあることは既に知られており、また多くの関係者や専門家が地球外生命体の存在を肯定していることも既に知られているところですが、そんな中での今回の発表により、一層期待感を募らせることになりそうです。

現在、アメリカ合衆国、カナダ、中華人民共和国、インド、日本の5か国共同で米ハワイ島マウナケア山頂に、超大型光学赤外線望遠鏡が建設中といわれていますが、この略称TMT (Thirty Meter Telescope)と呼ばれる望遠鏡は、その名の通り有効口径が30メートルの巨大な望遠鏡とのことです。

今回は、直径3.6メートルの望遠鏡での発見ということですので、39メートルの望遠鏡にかける期待がとてつもない大きさであることは、容易に推察できるところです。

生命体は

一般的に捕食行動を伴うため、地球外生命体が我々にとって安全とは言い切れませんが、仮に友好的であるとすれば、互いの知識を交流させることによって得られる成果は、とてつもないものになると思われます。

そして生命体の存在意義についての謎も、やがては解明される日がくるかも知れません。

望遠鏡という

一つの装置の進化をみるだけでも、「小さな成果の積み重ねが、偉大な成果をもたらす」ということが分かります。

未知なるものの解明という報道があるたびに、人類の英知を賞賛したい思いに駆られます。今後の一層の進展を期待したいと思います。