9月から米国人の北朝鮮渡航を禁止

米国務省は2日、米国の旅券保持者の北朝鮮への渡航を禁止する措置を9月1日から実施すると発表しました。

『米政府、9月から米国人の北朝鮮渡航を禁止』

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米国務省は2日、米国の旅券保持者の北朝鮮への渡航を禁止する措置を9月1日から実施すると発表し、現在北朝鮮国内に滞在している米国人に対しそれまでに出国するよう指示した。

ジャーナリストや人道支援活動の従事者に加え、渡航が国益になる場合は適用免除を申請することができる。

渡航禁止措置は、国務長官が延長または破棄しなければ1年間有効とした。

米政府は7月、「長期にわたる拘束」のリスクがあるとして北朝鮮への米国人の渡航を禁止する方針を示していた。

北朝鮮は米政府が渡航を禁止する唯一の国となる。

【REUTERS ロイター 配信】

これは

米国人学生「オットー・ワームビア」さんが、昏睡状態で帰国したという衝撃的な報道があったことからもうかがえますが、一つには北朝鮮が安心して渡航できない国という見方と、それに加えて今後の展開に備えてという見方もあると思います。

核開発とミサイル開発を加速し、米国を挑発していることからすれば、これは当然でむしろ遅すぎるくらいともいえます。

米国の反応は

正常であり、脅威に対しては、それから目をそむけずに冷静に対応していると思います。

空母の動員他、現実的な対応時の確認ともいえる訓練の実施や、サード(THAAD・高高度ミサイル防衛システム)の配備など、脅威の排除に向けた行動が感じられます。

しかし

それに対する日本の対応はどうでしょうか。

米軍との連携訓練だけでなく、少なくともミサイル防衛システムの配備については、早急に自ら進めるべきではないでしょうか。

恐らく

何らかの被害を受けた後は、狂ったように軍事拡大に走る姿が目に浮かびますが、そうではなく日頃から冷静に備える気持ちこそが重要で、日本にはそのような意識が欠落していると思います。

相手の脅威に合わせて、それを排除する備えがあってこそ安全が保たれます。

仮に原発への攻撃が行われたらどうなるでしょうか。大都市に着弾したらどうなるでしょうか。

迎撃システムの加速は、

今一番急がれる防衛課題だと思います。

相手からのミサイルを自力で排除できる体制が整っていればこそ、米国と共同で脅威を取り除く際の憂いが軽減でき、それだけ有効な手が打てるのではないでしょうか。

好んで戦争をするのではなく、

自らの脅威を排除すべく軍事力を強化することは、国の安全・安心にとって必要不可欠なことだと思います。

それは史実を見ても明らかで、過去の教訓を無駄にせず、それを活かして備えることこそ、今やるべきことだと思います。