英コンサート会場の爆発、犠牲者22人

22日夜に発生した攻撃で、警察当局は23日、犯人の男が爆発物を起爆させて死亡していたと発表した、とのことです。

『英コンサート会場の爆発、犠牲者22人に 犯人はその場で死亡』

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英中部マンチェスター(Manchester)のイベント会場「マンチェスター・アリーナ(Manchester Arena)」で22日夜に発生した攻撃で、警察当局は23日、犯人の男が爆発物を起爆させて死亡していたと発表した。また爆発による犠牲者は、複数の子どもを含む22人で、負傷者は59人となった。

大マンチェスター警察(Greater Manchester Police)のイアン・ホプキンス(Ian Hopkins)署長によると、米人気歌手アリアナ・グランデ(Ariana Grande)のコンサートの来場客らが会場を離れる中、犯人の男が簡易手製爆弾を起爆させたという。

【AFP=時事 配信(ヤフーニュース)】

またテロによる被害者がでました。

何ともいえない虚しさと、「何故」という思いが心の中を漂います。

テロによって何が変わるというのでしょうか。テロの巻き添えになって多くの人が亡くなり、その実行者も命を失い、そこに何が残ったのでしょうか。

日本では、

第二次世界大戦末期に、爆弾を抱いて敵艦に体当たりをする特攻攻撃が行われ、多くの軍人が命を落としました。この特攻作戦関連戦没者の総数はおよそ14,000名とも伝えられていますが、皆「国の家族のために」という気持ちで、死を覚悟したといわれています。

同様に死を覚悟する人として、テロの実行者は、何のために命を犠牲にするのでしょうか。更に、交戦している敵ではなく、一般人を殺戮することに、どんな正当性を見出しているというのでしょうか。

一つだけ確かなことは、

そのような手段を繰り返しても、その後には何も残らないということです。

仮に、テロの恐怖をちらつかせて、より大きな勢力を築いたとしても、その本質は狂気でしかなく、従って理想の国は生まれるはずがありません。

そのような組織の指導者が、いかに理想を語っても、その指導者自らの生き様がそれを否定していることが分かります。一時的にはその指導者を信じても、やがては将来象を描くことができずに絶望に沈むだけです。

テロには何ら説明できる正当性などなく、

そしてそれを強いる組織の将来象は、ただただ混乱と無秩序の社会でしかないのですから、一刻も早く、努力が報われる道へと、方向転換すべきです。

現体制に不満があるならば、あくまでも正々堂々と、その体制にとって変わる建設的な勢力を作り上げるべきで、それだけが多くの人を引きつける唯一の道だと思います。

テロとは単なる混乱の道であり、

そのような狂気からは何も生まれないことを肝に銘じることによって、初めて、進むべき新しい道がみつかるものと思います。

そのように考える人が一人でも多くなれば、今回のような虚しい不幸が、引き起こされずにすむ世の中になっていくに違いありません。