東京電力側を相手に集団訴訟

「原発」関連の報道がありました。

【小泉氏が涙 トモダチ作戦の健康被害「見過ごせない」】

東日本大震災の「トモダチ作戦」に従事し、福島第一原発沖で被曝(ひばく)したとして、東京電力側を相手に集団訴訟を起こした米海軍の元兵士らが400人に達した。「原発ゼロ」を唱える小泉純一郎元首相(74)が訪米して健康被害の訴えに耳を傾け、「見過ごせない」と涙を流した。
(朝日新聞デジタル 配信)

この報道には大変驚きました。

当時福島の海上にいて、いろいろと援助をしてくれた米海軍の元兵士が被爆したとして訴えているとのことです。それも400人に達したということです。では海上ではなく福島の地にいた多くの国民はどうなのでしょうか。

一般的に考えるなら(勿論風向きなどの問題もあるとは思いますが)、海上にいた人達の中から被爆者が出たということなら、「原発」の近くの陸地にいた人達の中からはもっともっと多くの被爆者が出てもおかしくはないのではないでしょうか。

日本国内でも

いくつかの集団訴訟が提起されているようです。この問題においては、いわゆる『「原発」事故による被爆という因果関係の証明』ということが大きな焦点になるものと思われますが、その点を含めて米国の見解は大きな意味を持つに違いありません。

核や「原発」の先進国である

米国の見解がどのようなものであり、日本の見解と比べてどうなのかということについては、今後大いに注目すべきことだと思います。

そして今回の報道は、それら「原発」の事故時の被爆リスクも含めて、「原発」の在り方を明確に決める必要があることを、改めて提起しているのではないでしょうか。