なでしこ澤引退で分裂敗退
スポーツ関連で、次のような報道がありました。
【なでしこ澤引退で分裂敗退 宮間と若手に溝】
女子日本代表なでしこジャパンが、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選で敗退し、4大会連続の五輪出場を逃した。(日刊スポーツ 配信)
澤選手は相手のボールをカットするのがうまく、
日本ボールにして前線に送ることで、効果的な攻撃につながったことがたくさんあったと記憶しています。
その澤選手が出場しないことの影響は少なからずあったと思いますが、主な敗因は変化しているサッカーに対応できなかったことにあると思います。
今のサッカーは背の高い、足の速い選手が
その特徴を活かして戦うように変わってきています。
背の高い選手が空中パスを多用することでボールの支配率が高くなるし、また足の早い選手が迫ってくれば味方のパスも奪われるし、逆に奪われたらゴール周辺になだれ込まれて失点につながるケースが増えます。
なでしこのサッカーも、
そういったサッカーに変えていかなければ相手と互角に戦えないことを理解した上で、できるだけ早い対応をとってチームの再生を図るべきだと思います。
同じパスサッカーでもパススピードが早ければ、背の高さや足の速さを凌ぐ成果につなげることもできますが、そのためには相当密なチームワークが必要なので、代表戦ではかなり難しい課題になると思います。
選手の育成には長い時間がかかることを思えば、大きな視点でサッカー界全体の動きを分析し、大きな方針を打ち出すことも、きわめて重要なことだと言えるのではないでしょうか。