失礼の基準
ビジネスで人に会うときは、スーツにネクタイが基本ですが、失礼にならない基準のようなものはあるのでしょうか。
真夏にビジネスで初対面の人に会う時は、
スーツを着るべきか迷う人も多いと思います。現在では省エネを言い訳に、クールビズと称してネクタイすら外す人も多いようですが、さすがにビジネスで初対面の人に合う場合はそうもいかないと思います。年配者の中には、真夏でもスーツを着て会うことが礼儀だと思っている人も多いものです。
この場合の基準は、
「礼儀を尽くすこと(見苦しくならないこと)」だと思います。実際に会って話をするときに、汗がこぼれ落ちるようなら、逆に失礼になります。
状況によって色々なケースが想像できますが、大概の場合は事務所などで会うことが多いと思いますので、その前に喫茶店などで冷やすことができればそこを利用すれば良いし、あるいはスーツを抱えて受付を済まし、少し待っている間に汗が引くので、それから着るようなことでも良いと思います。
会って話をしている時に
汗が出てくるようなら、一言失礼を詫てから脱いで抱えれば、それで十分礼儀は尽くしているとみなされるはずです。ただ初めからスーツを着ないで行くよりは、やむを得ず脱いだという方が、自然な印象を与えると思います。
できることはするが、
無理を続けるようなことは避ける、これが自然で普通で一般的ではないでしょうか。これを一つの基準として行動すれば、きっと失礼にならずにすむと思います。
人に会うというのは
話をすることが第一の目的なので、必要以上に過敏になることは本末転倒になります。仮にそういうことでうるさくいうような、無理を強いる人なら、おそらく取引が始まったとしても、長続きはしないものです。
「礼儀を尽くすこと(見苦しくならないこと)」、これはある意味で世界的に通用するものだと思いますが、いかがでしょうか。